2025年秋の八丈島で見られる身近な野鳥とやや身近な野鳥

動物

八丈島の気温は徐々に下がり始め、南の島特有の湿度も下がってきました。

除湿機を使う機会が無くなってきましたね

台風22号、台風23号の影響はまだ残っており、三原山側に入るのは今もできません。

一方、麓はかなり復旧が進んできました。身近なところでしたら散策が可能となりました。

伊豆諸島固有種のアカコッコ、シチトウメジロ、タネコマドリなどは麓に降りてきており、時々姿が見られるようになりました。冬はもうすぐです。

さて、上述の八丈島の代表的な野鳥だけでなく、それ以外の野鳥も見られるようになってきました。


今日は、「2025年秋の八丈島で見られる身近な野鳥とやや身近な野鳥」と題してのお話です。


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身近な野鳥

スズメとヒヨドリ

スズメやヒヨドリは留鳥です。八丈島でも繁殖しており、いつも見られます。

台風22号、台風23号が通過する前までは、くちばしの黄色い個体が多く観察できました。彼らは今年生まれた若鳥たちです。

そして、台風の通過後、場所によってはくちばしの黄色い個体を見ることができたのですが、それ以上にくちばしの黒い個体が多く見られるようになりました。

足輪を付けていませんので断定はできませんが、どうも彼らは八丈島の外から来たようです。

彼らが止まる場所が素人丸出しでした。八丈島の地形や木々を知らない証拠です。

スズメPasser montanus
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ヒヨドリHypsipetes amaurotis
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

やや身近な野鳥

秋になりますと、これまで声が聴こえていたイイジマムシクイは見られなくなり、代わりに渡ってくる小鳥たちが八丈島に来ます。

ジョウビタキ

ジョウビタキは秋のほぼ同じ時期に八丈島に複数で渡ってきます。

ただ、面白いことに、ジョウビタキは個体によって行動が明らかに違います。

ある個体はかなり近くで観察させてもらえるのに対し、別の個体は少し見ただけですぐに飛び去ってしまったりします。

ジョウビタキPhoenicurus auroreus
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

マヒワ

マヒワは台風22号、台風23号通過直前、直後、しばらく経った後と複数の波のように渡ってきました。

八丈島は小さな島ですが、その限られたエリア内で大小様々な群れを形成して移動します。

今の時期はオオバヤシャブシの実が大好きなようで、静かにしていますと、食べる様子を観察できます。

群れは防御の役割をしているのですが、今の時期はノスリ、オオタカ、ハイタカも同時に渡ってきており、食事中の群れに猛禽が飛び込む瞬間を見ることもあります。

マヒワCarduelis spinus
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

タヒバリ

タヒバリも例年通り渡ってきました。ただ、羽数はまだ少ないように思えます。

今の時期ですと、昆虫とイネ科植物の種子を半々ずつ食べているようです。

タヒバリは八丈島で越冬しますので、良い関係を築きたいですね。

タヒバリAnthus spinoletta
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

今日は、「2025年秋の八丈島で見られる身近な野鳥とやや身近な野鳥」と題してのお話でした。

八丈島では、スズメとヒヨドリは身近な留鳥です。しかし、くちばしの黒い個体が多いことから、八丈島外から来島した可能性が高いです。

秋に八丈島に渡ってくるジョウビタキ、マヒワ、タヒバリはやや身近な野鳥です。それぞれ、ほぼ同じ時期あるいは波状で来島しているようです。


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