私事の内容が続きますね。たまには許してくださいね。
今日は、「オリンパスがカメラ事業を売却するそうです」と題して、私とオリンパスのカメラについてのお話です
出てくるレンズは、下記のホームページでとても詳しく解説されています。
私は、高校3年生の受験生のとき、小山田いく先生のウッドノートという漫画からバードウォッチングの世界を知りました。そして、主人公の唐須一二三くんがOM-10を使っていたことから、オリンパスを知り、すぐにOM-2 SPOT/PROGRAM(フイルムの一眼レフカメラです)とZUIKO AUTO-ZOOM 35-105mm F3.5-4.5を溜めていたすべての貯金をはたいて買いました。
貯金がゼロになってこれでいいのか?
最後まで悩みながら、手を震わせながらお金を払いました。当時高校3年生でした。
大学に入り、バイトをして1年生の冬にZUIKO AUTO-T 300mm F4.5を買い、そこから私の野鳥写真は始まりました。野鳥に近づき、マニュアルフォーカスの硬いネト~としたピントリングに苦戦しながら撮影しました。
そして本格的に撮影し始めてから、3ヶ月後の春にキビタキを撮影しました。
今と比べるとかなり稚拙です。でも、とても思い出のある一枚です。野鳥写真歴は3ヶ月目、バードウォッチング歴は2年目のときでした。
それから大学院の博士課程後期に入るまではオリンパスのカメラとともに過ごしました。
今はキャノンのEOSシリーズのデジタル一眼レフを使っています。当時、カメラはニコン派とキャノン派(現在はソニー派も多いですね。)に分かれていました。
そのどちらかを選ぶのもオリンパスが関わっていました。それはピントリングのフォーカスを合わす時の向きです。
ピントリングを動かす向きはニコンとキャノンは逆です。そして、オリンパスはキャノンと同じ方向でした。そのため、メーカーをオリンパスから離れるときには必然的にキャノンしか選択肢はありませんでした。
小型軽量、最強の防塵防滴のオリンパスのシステムは、ニコン、キャノン、ソニーとは違う、独自路線でした。今、写真をやっているのはオリンパスのカメラがあったからでした。ありがとうございました。オリンパスのカメラ部門の売却をとても残念に思います。