八丈島の溶岩棚で繰り広げられる悪天候vs海猫の戦い

動物

今日(2020年6月28日)は雨風でした。この悪天候の中、ANAの1便、東海汽船の船は八丈島に到着しました。両交通機関の関係する方々、たいへんありがとございました。


三原山、八丈富士の上部は霧と風。うかつなことをして事故に巻き込まれると周囲の方々にご迷惑をおかけしますので、身近なところをまわりました。


今日は、「八丈島の溶岩棚で繰り広げられる悪天候vs海猫の戦い」と題して、八丈島の雨風に対して、ウミネコがどうしているかのお話です


海鳥の羽毛は水を弾くといっても、雨で濡れて風で体を冷やされれば、命は持ちません。今日はどうしているのでしょうか?

溶岩棚のスペースで車を止めたら、雨風の中、なぜか、ウミネコが1羽、もう1羽と少しずつ集まってきました。

ウミネコLarus crassirostris
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

写真をよく見ると、羽の末端がぼさぼさになっているのが分かりますね。長時間羽が濡れると、水に対する弾きは弱くなります。


野生の生き物とはいえ、ちょっと心配ですね

ですので、少しでも風が弱くなったら、すかさず羽繕いをして羽の維持に努めます

EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

ときどき、中心らしき個体が大声で鳴き、半径1 mくらいの自分のスペースを主張したりしていました。私の車をはさんで風下に集まっていましたので、集団は私の車を風除けに使っているみたいでした。

EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

少しでも気を抜いて、羽を広げたりすると強風で飛ばされます。必死に飛ばされないように踏ん張ります。

EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

今日は、私もうかつにはウミネコに近づきませんでした。彼らの意図せず空へ飛ばしてしまうと、強風で怪我をさせてしまからです。


野生の世界は、命に対して優しくはありません。八丈島では、今も、溶岩棚で人知れず、悪天候vsウミネコのバトルを繰り広げられています。

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