2024年は考え込む時間がたくさんありました。ただ、マイナスのことを考え続けるようでは、それこそ人生にとっても良くはありません。
2024年だけでなく、もっと前まで振り返りますと、自身の望みを達成していないことに気が付きました。そう、人生にはやらなければならないことが、たくさんあるのです。

そのうちの一つが写真集の出版でした
私は、若いころ、動物写真家になることを夢見ていました。写真家になるかどうかはともかく、AmazonのKindleでお金をかけなくとも写真集を出版出来ることに気が付きました。
2025年になって早々、私は現在残っている17万枚の写真を見直し、これまでに2冊の写真集をAmazonのKindleで出版しました。
そして、2025年にさらに私の出版意欲を刺激する出会いがありました。

モズです
今日は、「モズの生態を紹介した写真集をKindleで出版しました」と題してのお話です。
対人距離の異常に短いモズとの出会い
野鳥写真は、基本15 mまで近づければ、写真として何とかなります。10 mならばかなり近いですし、7 mならばもう異常です。

ここまできますと撮影者の方が緊張で動きにくくなります
2025年の冬、ありえないくらい近さで、モズと出会いました。
レンズの換算焦点距離は320 mm。それでも写真として成立していましたから、私とモズの間の距離は異常に短かったです。
そのときは、その後の私とモズの関係がどうなるかは知る由もありませんでした。

EOS 7D Mark II+EF70-200mm F4L IS USM
繁殖期が始まり、オスとメスの行動がすぐ側で観察することが出来ました
例外的な行動をしていたモズといい関係が築くことが出来ました。一つ分かったことは、仲良くなっても見られるシーンは限られていることでした。
それでも、一生で二度と見られないような瞬間は何度もモズのペアから見せてもらい、同時に過去に撮影した写真が頭に浮かんできました。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
空いているシーンは昔の写真で埋めました
八丈島に来て写真に対する情熱は上がったものの、世の中全て一期一会です。今の私の機材を使ったとしても、出会いがなければ撮影は出来ません。
過去を振り返りますと、大学院生時代、私はモズを撮影していた時期がありました。
カメラ・レンズはマニュアル、フィルムの時代のものでしたが、見直してみますと、画質は少し劣るものの現在の写真を補完するに十分でした。
そこで、スライドフィルムを撮影してデジタル化し、写真集に数枚入れました。

EOS RT+EF28mm F2.8 RDPII (愛知県名古屋市)

T90+New FD 500mm F4.5L+EXTENDER FD1.4x-A RDPII (愛知県名古屋市)
250枚から最終的に48枚の写真を選抜
写真集を作って毎回思うことは、1冊の写真の流れです。
あれもこれもと様々な写真を含めたいと思っても、「流れ」のフィルターを掛けますと、外さざるを得ません。でも、2025年の私の精一杯は十分に詰め込めたと思います。
そして、「モズ 小さな猛禽」というタイトルで、今回の写真集はまとめました。

今日は、「モズの生態を紹介した写真集をKindleで出版しました」と題してのお話でした。
モズとの出会い、撮影中の気持ち、人生を振り返って昔の写真の復活、1冊の写真集へのまとめについてのお話でした。

モズの生態をまとめた写真集です
機会がありましたら、ぜひお手にとってくださいね
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