2025年4月上旬、東京都八丈島の沢の小径を散策してきました

八丈島のフィールド

少し前まで寒く、ときに暴風雨だった八丈島ですが、急に暖かくなってきました。

すっかり春になりましたね

山側ではタネコマドリやモスケミソサザイのさえずりが聴こえ始めました。

久しぶりに行ってみるか・・・


今日は、「2025年4月上旬、東京都八丈島の沢の小径を散策してきました」と題してのお話です。


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沢の小径

沢の小径は、八丈島の中之郷にあります。入口はえこ・あぐりまーとの近くです。

Googleマップ

散策路はほとんど平坦ですので、運動靴以上ならば大丈夫です。ただ、雨が降りますと奥の木の橋が滑りやすいので、そのときは橋まで行って回れ右して戻ってくることをおすすめします。

散策路に入りますと、道は木漏れ日が差し込んでいます。ウグイス、アカコッコ、オーストンヤマガラの声が聴こえます。

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道は、地面を歩くと足音が、枯れ葉の上を歩くとサクサクと、コケの上を歩くと無音となり、けっこう不思議な感覚です。

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奥に入りますと、樹高の高いスダジイが迎えてくれます。シチトウメジロの声も聴こえてきます。

運が良いと、カラスバトが通過したりします。

足元にはハチジョウテンナンショウが見られました。

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さらに奥に進みますと、イイジマムシクイの声も加わってきます。写真では分かりにくいと思いますが、足元にはミゾシダ、ホシダ、ヘラシダが見られます。

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沢の小径は三原川沿いを歩きます。水は枯れることはほとんどありませんので、野生動物の水飲み場でもあります。

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沢の小径で見られた植物

今回の散策で見られたものを一部紹介します。


ハチジョウキブシ

今の時期、枝から数珠状の花をつけた木が見られます。これはハチジョウキブシ。

花自体はとても小さく、そして、この小さな花専門の訪花昆虫が周辺を舞っています。

ハチジョウキブシStachyurus praecox Siebold et Zucc. var. matsuzakii (Nakai) Makino ex H. Hara
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM

ジュウモンジシダ

温かい時期が続いたのか、私が見たジュウモンジシダは、るくるの新芽ではなく、すっかり葉身の形が出来上がっていました。通常は葉身が円状に生えるのですが、この群生は片方に偏っていました。

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ハチジョウカグマ

ハチジョウカグマは個体によっては葉身が1 mを越えるものもあります。そんな大きなハチジョウカグマですが、最初は他のシダ植物と同様にくるくるの新芽からスタートとなります。

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ウラジロ

ウラジロは文字通り葉の裏が白いです。葉身は逆Vの字となっており、お正月の飾りにも使われています。

ウラジロは逆Vの字ですので、新芽はカタツムリの目のように角がにょきっと出てきます。ですが、新芽の最初の最初は他のシダ植物と同様にくるくるの形になっています。

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今日は、「2025年4月上旬、東京都八丈島の沢の小径を散策してきました」と題してのお話でした。

沢の小径の紹介、散策路、春に見られる植物を紹介しました。


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