冬の八丈島では、猛禽がけっこう見られます。私がこれまで見たのはツミ、ハイタカ、オオタカ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ミサゴ、ノスリ、そして、チュウヒです。
猛禽は警戒心が強いので近くで観察するのは難しい野鳥です。
それでも双眼鏡を使えば「点」のような見え方であっても何らかの情報が集まってきます。
八丈島は海に囲まれています。今年の冬は海の猛禽であるミサゴに注目しました。
今日は、「2024-2025年冬、東京都八丈島に来島したミサゴの観察」と題してのお話です。
ミサゴに注目した機会
私の目には、スズメも、タネコマドリも、オーストンヤマガラも、オオハクチョウも、ハヤブサも等価で見えます。特定の種を見て気持ちが高まることはありません。
ただ、ミサゴに注目しましたのは、ふと空を見上げましたら、私の頭上を通過したからでした(笑)。

よし、今年はミサゴを観察してみるか・・・
とゆる~い感じで始めました。
ちょうどこのとき野鳥のデータ記録用にQGISとQFieldを手にしました。これらも私にプラスに働きました。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM
溶岩でできた海岸で休むミサゴ
八丈島の三原山は10万年、八丈富士は1万年の歴史があります。その差で両山では表層の土の厚さが違います。
しかし、常に波で洗われている海岸では溶岩がむき出しとなっています。
ミサゴは魚を主食としている猛禽です。本土では、川、池あるいはダム、海の近くで見られます。

魚が住んでいるところですね

八丈島はといいますと、海ですね
ですので、海岸沿いを双眼鏡で眺めますと、羽を休めるミサゴを見ることができました。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ミサゴの食事場所は一定ではない
私がこれまで観察してきた野鳥は、ある程度行動パターンが決まっていました。ですので、私が野鳥を撮影する時、行動を調べ、それらを基に待ち伏せすることが多いです。
海岸を観察していたところ、魚の死骸が見つかりました。剣のようなものが落ちていました。
ダツは英語ではneedlefish。剣のようなものはダツの頭部の一部でした。
八丈島では、ミサゴの主食はダツです。この場所でミサゴは食事をしていたようです。
たしかに、何回かミサゴを確認したのですが、この場所で必ず食事をするわけではありませんでした。
八丈島は様々な角度から風が当たります。そうしますと、居心地のいい場所も常に変わります。
ミサゴの食事場所が一定でなかったのは、この理由かもしれません。

条件が揃えばミサゴの捕食シーンが見られる
私は、晴れの日も雨の日も風の日も野鳥を観察します。人に24時間あるように野鳥にも24時間あるとの考えだからです。
2024-2025年の冬、ミサゴの色々な行動を双眼鏡で観察しました。何か気付いたかといいますと、そうではなく、ただ観察でしたね。
ミサゴの行動を読み取るのは、私にはまだまだ難しいです。
ただ、天気がいいとき、私の近くでダツを捕らえるシーンは観察できました。写真は撮れませんでしたが、見られただけで一歩前進です。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ミサゴも私を観察していた
ミサゴの写真を掲載していますので、双眼鏡で観察がてら少しは撮影してきました。ただ、きちっと撮れているかといいますと、そうでもありませんね。

ミサゴはあまり知りませんからね

当分は観察が続きそうです
そんな中、撮影した写真のミサゴの目見ますと、私をじっくりと観察してるのが分かりました。なんだかんだ言ってもミサゴは人は怖いですからね。

今後も脅かさないように遠くから観察したいと思います

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今日は、「2024-2025年冬、東京都八丈島に来島したミサゴの観察」と題してのお話でした。
私がこれまで観察してきた野鳥と違い、猛禽は警戒心がとても高いです。写真撮影は難しいので、ミサゴを脅かさないように、これからも双眼鏡を使って遠くから観察したいと思います。
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