八丈島の海猫といったら、島民の多くの方々はこちらの方を想像するかも知れませんね。
あっ、あの子ですね
はい、こちらは海沿いに住んでいる猫です
実際は数匹います
今日は、「八丈島の海猫の生活の様子」と題して、猫の方ではなく、野鳥の方の猫、ウミネコのお話です
ウミネコってどんな鳥ですか?
こんな姿をしています
鳴き声が猫の声に似ているのでウミネコとよばれています。英語ではBluck-tailed gull(尾羽の黒いカモメ)と味気ない名前です。
ごはんは、海岸沿いに住むカモメですので、魚です。それ以外には、海岸に打ち上げられた魚や、釣り人あるいは漁船からのおこぼれをいただくこともあります。
悪天候で海に出られない時は、海沿いの薮の中に住んでいるサツマゴキブリなどの昆虫も食べます。
ホバーリングをしながら、慎重に狙いを定めているのがわかりますね。
ときどき、未消化のものがたまると、ペリットとして小さな塊を口から吐き出す習性もあります。
八丈島の中心には湧き水由来の淡水が豊富な場所があります。ウミネコはその場所まで飛んできて、ときどき水浴びをします。
海水で水浴びしたらベトベトになりますからね。八丈島は、ウミネコにとって過ごしやすい島のようです。
八丈島特有の強風も大丈夫です。海岸線の溶岩棚は、安定した地形なので、体をかがめて風をいなします。
八丈島では、ウミネコは冬から初夏にかけて滞在します。今は6月です。もう少し経つと、お向かいの八丈小島で繁殖するため、姿を見なくなります。
今日、東京都のアラートが解除されました。まだまだ、慎重に様子を見なければなりませんが、経済活動が再開されそうです。
みなさまが、八丈島に来られるような状態に早くなればと思います。
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