今日の八丈島は、一日中、雲ひとつない空でした。ここまでクリアな空は久しぶりです。
今年の八丈島は雨が少ないです。2023年1月〜10月までの降水量は1,800 mm。
八丈島の年間降水量は3,000 mmですので、いかに雨が降っていないかが分かりますね
それでも、朝夕に少し雨が降りますので、ヘゴの森もカラカラというわけではありません。
今日は、「2023年11月2日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
八丈富士のお鉢めぐりをしたお客様
実は、八丈島は2回目です
前回は強風のため、八丈富士の頂上まで行って引き返しました
昨日は、残っていたお鉢めぐりをしてきたんですよ
元気いっぱいのお客様です。
ヘゴの森コースの様子
ヘゴの森コースは、メインはヘゴですが、それ以外のものも見られます。お客様が確認されているのはフウトウカズラ。
足元にあるものは小さいのですが、これが大きくなると人をぶら下げても大丈夫なくらいの強度を持ちます。
八丈島はシダ植物が多いですね
はい、今日は晴れていますが、通常の八丈島は雨ばかりです
こちらにあるのはノコギリシダ、リョウメンシダ、シロヤマシダです
違いが分かりますでしょうか?
あっ、よく見ると違いますね
通常のヘゴは垂直に伸びますが、例外として、横に伸びる個体もあります。この個体は上にはヒノキゴケ、下には気根が発達しています。
今日のヘゴの森は、快晴ですので日差しが入ってとても明るかったです。
ヘゴの森を見下ろす高台からの眺めは絶景でした。
ヘゴの森にはヘゴ以外にヒカゲヘゴもあります。両者を解説して、どこが違うかお客様に確認してもらいました。
ヘゴの森散策路全コースの様子
今日のお客様は八丈富士登山、お鉢めぐりができるくらいの健脚です。ヘゴの森散策路全コースは楽勝です。
散策路は人が歩けるくらい山道です。それでも歩いてきた道を振り返りますと、道がまったく見えませんね(笑)。
どこを歩いてきたのかさっぱり(笑)
散策路には植林政策で植えられたスギがあります。ところが、フウトウカズラに包まれると、樹皮に穴を開けられて枯死してしまいます。
スギの墓場です
ヘゴの森にはビロウもあります。オーナーのお話から、このビロウは人為的に植えたものではないそうです。
樹高はとても高いです
八丈島には大きな木には神様が宿るというキダマサマという習わしがあります。お客様がご覧になっているのはヘゴの森内で一番大きいアカガシです。
きっとアカガシにもキダマサマがいらっしゃると思います
ヘゴあるいはヒカゲヘゴは遠くから見ますとビロウのように見えますね。でも、近くで見ますと、山菜そばに入っているクルクルっとなった新芽がちゃんとあります。
ヒカゲヘゴは毛に覆われています。手で確認しますと動物のような毛の感触があります。
ヒカゲヘゴの森に来ました。
ジャングルのような世界ですね
前回八丈島に来たとき、硫黄沼・唐滝で知り合った別グループの方からヘゴの森を勧められました
今回の旅の目的は、八丈富士のお鉢めぐりとヘゴの森でした
お客様は嬉しいことを言ってくださいました。ヘゴの森を勧めてくださいましたグループの方にも感謝です。
今日は楽しかったです
ありがとうございました
こちらこそ、今日はヘゴの森へいらしていただき、ありがとうございました