今日はいい天気だと思ったのですが、少し雨がぱらつきましたね。ヘゴの森ツアーも大丈夫そうと思ったのですが、空を見ましたら厚い雲がありましたので、やはり雨が降りました。

八丈島の天気は本当に読めません
さて、11月の怒涛のヘゴの森ツアー週間も今日が最終日です。
今日は、「2022年11月27日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森コースの様子
今日のお客様は複数回八丈島にいらっしゃっていました。今回は一泊二日の弾丸ツアーだそうです。
その中で、午後はヘゴの森へいらっしゃいました。

ここを楽しみにしていたんですよ
お客様は嬉しいことを言ってくれます。
お二人とも山歩きは好きなようで、ヘゴの森内でも色々な質問をされます。島の簡単な地形の歴史などのお話をしながら、ヘゴの森へ向かいました。
ヘゴの森の入り口では、ヤシの木のような木生シダの形態に驚かれていました。

ヘゴは木ではありませんので、独特の外部・内部構造にお客様は興味を惹かれていました。

ヘゴの森では様々な方がいらっしゃいます。以前、撮影スタッフが間違って若いヘゴに寄りかかろうとして引き止めた話も、実際に体験してもらいました(笑)。

初めは雨がぱらつきましたが、青空も広がり、ヘゴの森内では素晴らしい景観が見られました。



ヘゴの森散策路全コースの様子

今日はヘゴの森散策路全コースでよろしいですよね

はい、そのために靴も準備してきました

それでは登りますね
フウトウカズラに包まれて枯死したスギの森を通りました。

散策路周辺にはヒトツバも見られました。たくさんあるヒトツバの中、お客様は、胞子が残っていた個体、雨で胞子が流された個体と形態の違いを観察しました。

散策路周辺には、大きなビロウヤシがあります。ここでは、光るキノコであるヤコウタケのお話をしました。

八丈島では、ビロウヤシがヤコウタケの宿主なんですよ

へぇ〜

途中、太いテイカカズラも手で触ることが出来ます。

この周りにある小さなテイカカズラが、最終的にこんなに大きく、太くなるんですよ

へぇ〜
信じられないです

散策路には様々なシダ植物が生息しています。お客様が見ているのは、リュウビンタイ
です。ヘゴの森では、木生シダを除きますと、このリュウビンタイが一番大きいシダとなります。

ヘゴの森では、多くのオオタニワタリがスダジイに着いています。スダジイの枯れ葉を栄養として生きていますので、彼らの生き方を着生といいます。

オオタニワタリは、枯れ葉をキャッチし、分解するまで待ちます

葉の裏側には土のようなものがありますね
これが、彼らのご飯となります

へぇ〜

面白いですね

先ほどのヘゴは、指を貫くような棘で覆われていました。一方、ヒカゲヘゴはその棘が毛になった種類です。
お客様は動物の毛のような触り心地を楽しまれていました。

ヘゴの森散策路全コースは、ずっと歩きますと、最後はヒカゲヘゴの森へ着きます。

ここは、フランスからの映像作家さんも撮影した場所です
6月は霧でとても綺麗になるんですよ

幻想的な風景が想像出来ますね

はい、ですので、プロカメラマンさんたちは6月に来られる方が多いです

11月末は怒涛のヘゴの森ツアー週間でした。大変でしたが、私もお客様も事故なく終わりました。
昨年の今ごろは背中を痛めて1ヶ月半横になっていました。健康第一、安全第一で無事で何よりでした。

ヘゴの森ツアー楽しみにしていました
来て良かったです
お客様はガイド泣かせなことをおっしゃっていました。

今日は、ヘゴの森へいらしていただき、ありがとうございました
明日のブログの更新はお休みします。