例によって、三原山の環境調査で10箇所を回ってきました。途中、雨が降ってデータが抜けそうでしたが、なんとか全てとれました。
研究では全セットのデータに価値があります。それぞれがそれぞれの対照区の役割もしていますので、1つでもデータが抜けていますと、その日の結果が甘くなります。
そのために、環境調査をするときは、基本的にすべてやるか、すべてやらないかの二者択一にしています。
山道を走るようになってから、ガソリンの減りが早くなりました。
あっ、入れ忘れた
最近はガソリン代が高いですね。入れに行くのは面倒でしたので、今日は近場を歩きました。
今日は、「2021年11月10日、東京都八丈島の身近な植物と昆虫を見てきました」と題してのお話です。
ハチジョウイタドリ
最近の八丈島は、暖かくなったり、寒くなったりです。季節は冬に入り始めているでしょうか。
秋まで見られました植物の花も昆虫もいなくなり、入れ替わってしまいました。
そして、ハチジョウイタドリの花は、この季節の変化に遅れてしまったようです。
センニンソウ
秋になりますと、センニンソウがたくさん花をつけます。この開花にともなって、オオシマツヤハナムグリがどこからともなく現れます。
オオシマツヤハナムグリは、通常は、メタリックな緑色をしていますが、この個体は茶色型です。
それから一ヶ月半後、センニンソウは種をつけていました。
白い部分が仙人の髭に見えることから、センニンソウと名付けられました。
ツワブキ
これからの季節の主役の一つはツワブキです。ツワブキは八丈島の道端に咲いています。
八丈島の緑色の森あるいは茶色の枯れ葉の世界に、彩度の高い黄色の花をつけますので、すぐに分かりますね。
ハエ目、ハチ目、チョウ目の昆虫がこの花に集まります。
ハラビロカマキリ
先ほどのツワブキの花に多くの昆虫が集まってきます。大型の昆虫では、ホシホウジャクが目立ちますね。
ホシホウジャクはチョウ目スズメガ科に分類されます。翅を高速で羽ばたかせますので、ブーンと羽音が聴こえます。
普通の人に、ハチと間違われることもありますね
散策していましたら、ツワブキの茎の中にホシホウジャクのお腹が見えました。
ああ、ホシホウジャクが留まっているのか・・・
と思っていました。
まてまて、このチョウはホバーリングをするはず
何かおかしい
ともう一度見ますと、あったのはホシホウジャクのお腹だけ。そして、近くに黃緑色の変なものがありました。
そう、カマキリがホシホウジャクを食べているところだったのです。
これはハラビロカマキリです
ハラビロカマキリは、ツワブキの花のすぐ下で待ち伏せ、ホシホウジャクを仕留めたのだと思います。
でも、あんな高速で羽ばたくチョウを良く捕まえられるものです。私は、何度かホシホウジャクを撮影しようと試みていますが、未だに上手く写真が撮れていません。
ハラビロカマキリ、おそろしい子
です。
八丈島では、これから冬の花が咲いてきますね。足元にも気を配って近場を散策をしたいと思います。
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