私は、野鳥の写真を撮るために、データを集めます。その中で、
この場所はいけるかな?
と目星をつけます。もちろん、野鳥の行動の全てが思い通りになるわけではありませんし、頭で描いていた撮影方法が失敗することもよくあります。
ちなみに、私は、上手くいかないほうが面白く感じるタイプです。
さらに考えたり、工夫したりできますからね
今日は、「2021年夏、東京都八丈島で野鳥の飛翔を撮影しました」と題してのお話です。
八丈富士で、青空の中のアマツバメの飛翔を撮影しました
水田がたくさんあったころは、八丈島でもツバメは普通に繁殖していたそうです。しかし、減反政策でお米を作らなくなった今は、アマツバメが主な種です。
アマツバメはブーメランのような形の野鳥で、ほとんどを空中で過ごします。交尾も空中でします。
当日は青空でした。八丈小島も青空をバックに映えていました。
サーっと羽音が聞こえました。アマツバメは、山では直ぐそばまで来ます。
正直、目で追うのも難しいのですが、訓練をするとこの猛スピードのアマツバメさえもファインダーに入れることができるようになります。
そして、「撮れる」と思えるときは、私も自身の技術の訓練のために、ときどきアマツバメを撮影します。
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
無心で撮影しました。
EOS 7D Mark IIは7年前に登場したカメラです。おそらく、現在の最新技術を備えたカメラでしたら、これを上回る写真が撮れるのではないかと思います。
海沿いで、ハシブトガラスの飛翔を撮影しました
私は、野鳥・野生動物、昆虫、植物、風景の被写体の優先順位で撮影をします。そして、「何が何でも写真を撮る」と気合を入れての撮影はしていません。
撮れたらいいなぁ・・・
くらいの軽い気持ちです。
気合を入れすぎると、細かく手が震えて手ブレを起こしてしまいます。おそらく、それを防ぐために自然と心構えがこうなったのかも知れません。
ぼ〜っと海沿いを眺めていました。
八丈島って美しいですよね
ここは、いつもこんな感じなんですよ
そうしましたら、私の頭上をハシブトガラスが通過しました。射程距離に入っています。
せっかくですので、ハシブトガラスはどのくらいのレベルまで撮影できるのか、自身を試してみました。
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
EOS 7D Mark II+EF400mm F5.6L USM
私の近くに来た個体と、2羽でチェイスをしているところです。後者は生き生きとしていますね。
超望遠レンズの構え方の基本は以前紹介しました。
当然ですが、野鳥を脅かさないことも大切ですね
デジカメは連射ができます。あとは、気楽に構えて、繰り返し撮り続けることです。
「気楽」と「繰り返し」は、野鳥写真では大切なコツだと思います。それを続けますと、知らない間に上達していると思いますよ。
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