春の季節の変わり目の八丈小島の夕焼けの様子

八丈島のフィールド

本土に住んでいた時、もちろん四季はあり、その変化を感じたものです。

私は30年間も研究室の中で毎日を過ごしていました。私から見える四季は、四角い窓で囲われた窓越しの世界でした。

八丈島に住むようになってから、その生活は一変しました。海に囲まれている島は、ちょっとした気候の変化に呼応し、地上の景色としてその変化を直接見せてくれます。


今日は、「春の季節の変わり目の八丈小島の夕焼けの様子」と題してのお話です。


スポンサーリンク

八丈小島について

八丈小島は、八丈島からわずか4 km離れた無人島です。それでも、1969年まで有人で、直接民主主義を行っていた政治的にはとても珍しい地域でもありました。

離島では、太陽が直接海に沈みます。こんな感じです。

このような景色は、本土でも見られますね。でも、八丈島では、八丈小島周辺に太陽が沈みますので、1年を通して、美しい夕焼けのシーンを楽しむことができます。


春の八丈小島の夕焼けの様子が目まぐるしく変わります

私の知り合いの方は、毎日、八丈島の様子を撮影し、Instagramに投稿しています。毎日あげられる写真を見るだけでも、八丈島の夕焼けにはたくさんのバリエーションが有ることが分かります。

私も、飛び飛びで八丈小島を撮影します。気温が低い時はこんな感じです。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

八丈小島の輪郭がハッキリしていますね。水平線の色はとても濃いオレンジです。

そして、やや暖かくなりますと、こんな感じの八丈小島になります。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

初めの写真と比較して、うっすらと全体的に「もや」がかかっていますね。水平線はオレンジというよりも、薄い黄色とオレンジの中間のような色です。

そして、春全開の温かい夕方ではこうなります。

EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM

八丈小島と八丈島はわずか4 kmしか離れていません。それでも、薄い霧がかかったようになり、八丈小島の輪郭がハッキリしなくなります。


3パターンの八丈小島の景色の秘密

気象に関する要素は、日長、気温、湿度ですね(今の時期ですと黄砂も)。これまで、3パターンの写真に添えて「気温」と書きました。

3パターンの夕焼けの様子違いは、気温が直接の原因ではありません。日長が長くなると、気温が上昇し、海水面がより温められやすくなり、水分が蒸発し、湿度が上がります。

もう春分の日が過ぎました

今は、昼間の方が、時間が長いですね

ちなみに、今日の湿度は85%R. H.まで行きました。

この湿度の上昇が夕焼けの景色の違いの原因なのです。

実際、写真を見直しますと、八丈小島が「もや」の影響を受けて、だんだんと見えにくくなっていますね。


春の数日間。でも、このわずかな期間の間に、八丈小島の夕焼けの景色は大きく変わりました。

今日見えた八丈小島は、明日は見られません。八丈島に来られましたら、その度に、八丈小島の夕焼けをお楽しみ下さい。

毎回違います

あなたの旅の大切な思い出の1つになること請け合いですよ

PR

タイトルとURLをコピーしました