八丈島には、最近、新しい木製風の看板が立てられました。これです。
この看板は、八丈島の要所要所に立っており、とても良い目印になっています。黒砂砂丘、現在は工事中で誰も通らない防衛道路の三原山登山道入り口など・・・。
観光のお客様に対して、とても親切に大活躍している看板たちです。
今日は、「都道沿いに新しい看板のない八丈島の博物館 ー八丈島地熱館ー」と題してのお話です
八丈島地熱館は2021年2月から長期休館に入りました。
実は、八丈島のありとあらゆる要所にこの木製風の看板が立てられましたが、唯一ない場所があります。それが、八丈島地熱館です。
場所はここです。
都道入口には、木製風の看板は「えこ・あぐりまーと」のものしかありませんので、「えこ・あぐりまーと」を目指していたら、間違えて、地熱館に来てしまったということはよくあるそうです(笑)。
看板がないので、地熱館の場所がわからず、観光旅行のお客様の利用数が減ってしまうのは仕方のないことですね。ちょっと不遇な博物館です。
さて、関東地方の地熱発電所は、東京電力ホールディングス社が運営していた八丈島地熱発電所が唯一でした。この八丈島地熱館は、地熱発電所の仕組み、利点を説明するPR館として、約20年くらい前から営業をしています。
八丈島地熱発電所は、小学校の先生や小学生からよく聞きますが、都内の小学校の授業で必ず教わるそうです。みなさんよく勉強していますね。
長期のお休みになりますと、学校の先生の方々は授業のために都心から下見に、子供たちは自由研究の資料を集めるために来館されるそうです。そして、ときどき地熱発電の専門の方々もいらっしゃるそうです。
地熱館の隣の地熱発電所は、現在取り壊し作業中です。そして、完了後は、オリックス社による新たな地熱発電所の建設が計画されています。
中の展示の詳しい様子は、ネタバレになってしまいますので紹介しませんが、1階は八丈島の地形、地熱の仕組み、映像が展示されています。2階は、新たに地熱発電所を建設するオリックス社の計画の説明となっています。
2階からの展望は、海側は天気がいいと、八丈島から70 km離れている青ヶ島が見えます。反対側は、珍しい地熱発電所の解体作業が見られます。解体作業の様子はネットに上げてはいけないことになっていますので、あなたの目で直接確認してみてくださいね。
現在の八丈島地熱発電所の様子は、建造物は全て壊され、更地になり始めています。約20年間の発電、お疲れ様でした。そして、新しい発電所の建設開始はすぐそこまで来ています。
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