春の八丈島の植物の新芽について

植物

八丈島の春も本格的になっています。気温も徐々に暖かくなり、マウンテンパーカを着ていると暑く感じます。

気温が暖かくなると、植物の新芽の生長の勢いも増してきます。


今日は、「春の八丈島の植物の新芽について」と題してのお話です。


私は、もともとバードウォッチングから自然観察に入った人なので、植物については素人です。ですので、視点は初心者とほとんど同じですので、詳しい人はあまり目くじらを立てないようお願いします。

八丈島に来て、必ず食べなければならない植物は何ですか?

と尋ねれば、みなさん、もう、知っていますね。アシタバです。漢字で書くと明日葉です。前日に新芽を摘み、次の日も摘めると言っている人もいますが、さすがに生長はそれほど早くはありません。迷信です。

食べごろはこんな感じです。

アシタバAngelica keiskei
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

美味しそうですよね。アシタバは、新芽は柔らかく、もともとの苦さと合間って両方を楽しみます。おひたしにしたり、天ぷらにしたり、いろいろな食し方があります。

八丈島の都道の一周道路を車で走ると思ったほどアシタバ畑と遭遇しません。実は、細い林道を入って少し山側に畑がたくさんあります。朝は、農家の方々が収穫したりします。

次はトゲナシサルトリイバラ。植物の詳しい方でしたら、サルトリイバラという植物はご存知かもしれませんね。サルトリイバラは、サンキライという別名で呼ばれる方もいらっしゃいます。八丈島のクリスマス時期にはリース(蔓で編んだ輪っかのようなもの。)の材料として使われます。

トゲナシサルトリイバラSmilax china var. yanagitai
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

サルトリイバラは、通常、棘があります。しかし、八丈島のものは棘がないため、それで、トゲナシサルトリイバラなのです。このスベスベさを利用して、昔は牛さんの鼻輪として利用されたそうです。

春のこの時期は、林道に入ると、この淡い黄緑色の新芽に包まれたトゲナシサルトリイバラを見ることができます。

最後は、シロダモ。このブログでは何度も出てきていますね。でも、植物観察の初心者にとって、このもふもふの新芽はとてもインパクトが強いです。新芽といえども、よく見ると様々な大きさ、色を楽しむことができます。同じ種の植物なのに、多様性があるのがとても不思議です。

シロダモNeolitsea sericea
EOS 6D Mark II+EF100mm F2.8L Macro IS USM

一年後も必ず春が来ます。来年は、ぜひ、春は八丈島で過ごし、新芽に囲まれた世界をお楽しみください。

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