東京都八丈島では、レンタカーを安全に運転して下さい

生活

以前のブログで、私は八丈島で何回か当てられそうになり、保険のためにドライブレコーダーをつけたことを紹介しました。

意識的に交通の状況を撮るというのではなく、なにかあったらの記録程度として考えていました。

しかし、

注意喚起した方がいいのでは?

というものが撮れてしまったので、みなさんに共有します。


今日は、「東京都八丈島では、レンタカーを安全に運転して下さい」と題してのお話です。


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無謀な追い越し運転

まず、動画をみて下さい。

場所は坂上側から見て、大坂トンネルを出てすぐの逢坂橋の上。この場所は追い越し禁止です。

音もないですし、安物のドライブレコーダーで撮影したものですので、ひっ迫感が低いかも知れません。でも、大事故になるところでした。

ちなみに、紺色の軽ハコ(30 km/h)と追い越しの白い車(50 km/h)がすれ違う瞬間は、相対速度が80 km/hになります。紺色の軽ハコの運転手さんは、生きた心地がしなかったと思います。


事故ひっ迫の中の冷静な回避運転

追い越しをした白い車に関しては擁護できません。そもそも、このような運転はしてはいけないので。

まず、左側の紺色の軽ハコ。真っ先に異変に気づいて、ブレーキを踏み、橋の欄干に当たらないように左側ギリギリまで寄せました。

次に右側の軽トラ。分かりづらいですが、右側に寄せています。

ここまで回避しても、動画をコマ送りしていただければわかると思いますが、白い車は、軽トラの向かって左側のわずか50 cmくらいのところを通過しています。

実は、撮影している私の車の後ろには大型の4WD車も走っていました。もし、紺色の軽ハコ、追い越しの白い車、軽トラの3台がからむ事故が起きた場合、私も、私の後ろの大型4WD車も巻き込まれていました。

紺色の軽ハコ、軽トラの運転手さんの機転で大事故を免れました。


追い越しをした白い車の運転手の方は島外の人では?

現場は、坂上側から見て、大坂トンネルを出てすぐの逢坂橋の上。反対の坂下側から見ても、とても視界の悪い場所です。

島民ならば、たとえこの場所が追い越し可能な破線であっても、追い越しはしません。なぜなら、坂下側からくると、逢坂橋のあとに大坂トンネルへすぐに入るからです。

でも、大坂トンネルを抜けると追い越し可能な破線になります。安全に追い越すことができます。

このことは、島民なら全員知っていることです。


知らない土地では、最悪の事態を想像して運転をして下さい

今回は、紺色の軽ハコと軽トラの運転手さんの機転で大事故を免れました。

よかったですね

で済ましていいのでしょうか?

たとえば、軽ハコではなく、大型のダンプやトラックだった場合、車重が重いので、逢坂橋の欄干左側にはすぐに寄せられませんし、止まれません。ベストを尽くしたあとは、運を天に任せるしかありません。

おそらく、衝突は避けられません。先程も書きましたが、私の車も含めた5台が絡む事故が起きます。

それだけでも問題ですが、終わりではありません。

レンタカー屋さんは1台を失います

白い車がレンタカーでしたら、本土では簡単に補充できますが、離島の八丈島では代わりの車はすぐに運ぶことはできません。大型の貨物は順番待ちがあるからです。

当然、レンタカー屋さんは、保険でどれほどカバーされるかは分かりませんが、しばらくの間1台分の運用ができず収入減となります。

大坂トンネルと逢坂橋は通行止めになります

現在、坂下と坂上は大坂トンネルと逢坂橋で繋がれています。大事故が起きれば、ここは通行止めになります。

防衛道路は工事中ですので、迂回路はヘアピンカーブの連続の登龍峠道路のみになります。

八丈島にとって、大坂トンネルと逢坂橋は経済の大動脈です。お仕事で坂上と坂下は頻繁に行き来しますし、坂上のスーパーに入る品物を運ぶ車、宅配便の車、郵便配達の車などもここを通過します。

温泉は全て坂上にあります。定期バスも観光バスもここを通過します。

1人の無謀運転(実際には2名乗っていました。)が、坂下、坂上に住む人たちの生活に大きな打撃を与えかねない大事故を起こすところだったのです。


離島の八丈島での私たちの生活は、ちょっとしたことで打撃を受けます。

追い越したということは、何らかの事情で急いでいたのかも知れません。でも、知らない土地では無謀な運転はしないよう、お願いします。

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