チャールズ・ダーウィンの「種の起源」は、アルフレッド・ウォレスとともに発表した自然選択説をまとめたものです。一般の方々に広めた進化論の始まりですね。
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私はバードウォッチャーですので、ダーウィンフィンチ類のくちばしの構造の違いに特に興味があります。それぞれの環境条件で自然選択されてくちばしの形が分化したなんて、ロマンのある説ですね。
今日は、「ダーウィンの進化論は有名ですが、八丈島ではこの鳥の進化は正しいの?」と題して、ホウロクシギのお話です。
アイキャッチの写真がホウロクシギです。体長は61.5 cmで、巨大な野鳥の一種です。くちばし長さが体長の1/4もあります。
八丈島では稀な渡り鳥です。群れで見ることはありません。この野鳥が群れでいたら、さすがに、ちょっと怖いです。
この大きくて曲がったくちばし。「餌はさぞかし、変わったものを食べるのだろう・・・」と思って観察しました。
以下は、餌を捕まえる連続写真です。
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EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
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かなり苦戦していますね
大きなくちばしが、かえって邪魔みたいです
地面にくちばしをねじ込んで、無理やりケラを捕まえました。労力の割に小さな収穫です。
ミミズを捕まえようとしているシーンも見ました。くちばしが長すぎて、途中でミミズが地面に落ちました・・・。
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これで、この野鳥は八丈島で生きていけるのでしょうか・・・?
見てはいけないものを見てしまったみたいです・・・
八丈島では、ホウロクシギのくちばしの進化(自然選択)があまり機能していないみたいです。
でも、安心してください。本来、ホウロクシギは湿地帯で生息する野鳥です。水田のようなやわらかい土壌では、この長くて曲がったくちばしが役に立ちます。
このホウロクシギも滞在はちょっとだけでした。八丈島にいたら餓死ですからね。今頃は、きっと、北方の最適な環境で生活していると思います。
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