新しく購入したトレイルカメラは、人工の水浴び場に集まる野鳥のデータを自動で集めています。
ホオジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、そして、キジバトを撮影していました。
重宝しているのは、撮影した写真に正確なタイムスタンプを押してくれること。おかげさまで、野鳥の活動時間を特定できます。
私はリモートコントロールによる野鳥の無人撮影を計画しています。そのため、再現性の高い事象の記録が一番重要になります。
今日は、「2025年6月中旬、東京都八丈島の人工の水浴び場にキジバトが訪れた回数について」と題してのお話です。
キジバト
私のトレイルカメラは、キジバトが一番多く撮影されていました。
キジバトは、八丈島では一番身近な野鳥です。
キジバトは春にペアになることが多いです。時期が来ますと、巣を作りを始め、メスは1つの巣に2つの卵を生みます。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

キジバトでも初めはトレイルカメラを警戒する
でも、キジバトのペアは必ずしも繁殖行動に入るわけではありません。私のトレイルカメラに撮影されたキジバトは、ペアでいつも一緒にいますが、上述のような巣材は運んでいないようです。
キジバトのペアは、初めはトレイルカメラを警戒していました。トレイルカメラのセンサーにかかっても、写真には水浴び場周辺にいることが多かったです。
見慣れないものが突然現れますと、人と同じように野鳥も警戒するようです。


キジバトは水浴び場を水飲み場として学習していた
実は、最初に人工の水浴び場を仕掛けた場所は、日当たりの良い場所にありました。野鳥が再現性よく訪れたものの、ホオジロやシジュウカラは一回だけ、他の野鳥も訪れる回数は少なかったです。
ある日、羽が濡れたヒヨドリを見つけました。そこには水が溜まったバケツがありました。
これまでの観察から「水がある=水浴び場」とはなりません。しかも、水は真っ黒でとても汚かったです。
観察をしてみますと、ヒヨドリが私の最初の人工の水浴び場に見向きをしなかったのは、下記が理由でした。
- 外から見にくいこと
- 日陰で水温が低いこと

キジバトはヒヨドリの水浴び場を奪った
上記の理由に注意しながら、人工の水浴び場を仕掛けました。そうしますと、キジバトがすぐに現れました。
人工の水浴び場が風呂桶の場合は、周辺に止まり、風呂桶の中に頭を入れて水を飲んでいました。

将来的には、撮影には風呂桶は使いません。私は水浴び場を風呂桶からフレグラープレートに換え、同じように中心に石をおきました。
今度はキジバトは、中心の石に止まり、周囲の野鳥が来ないように目を光らせるようになりました。
トレイルカメラは水浴びをしているシーンを一度も撮影していなかったことから、キジバトは人工の水浴び場を水飲み場として使っているようでした。
撮影された写真は、ヒヨドリが1度だけ、あとはすべてキジバトが写っていました。おそらく、キジバトはヒヨドリから水浴び場を奪ったようです。

キジバトは夕方18時~朝5時まで休んでいる?
データ収集は初めたばかりですが、2025年6月12日~23日までのキジバトの記録をまとめてみました。
キジバトは朝の6時~夕方17時まで人工の水浴び場に訪れていました。初めは1時間あたり1回でしたが、慣れるにつれて1時間あたり3回も来るようになりました。
裏を返しますと、夕方18時~朝の5時まではどこかで休んでいるようです。

キジバトのデータをもっと集めて撮影のヒントにしたいですね

今日は、「2025年6月中旬、東京都八丈島の人工の水浴び場にキジバトが訪れた回数について」と題してのお話でした。
トレイルカメラが人工の水浴び場で一番撮影したのはキジバトでした。
記録されたデータをまとめますと、私の環境では、キジバトは外からは見にくく、日陰の水浴び場を好んでいました。
また、トレイルカメラの設置期間が長くなるにつれて、1時間あたりに現れる回数が増えました。
今のデータから、キジバトの活動時間は朝の6時~17時、逆に夕方の18時~5時まではどこかで休んでいるようです。