秋は強風、雨、曇り、晴れの繰り返しです。このような天候になりますと、野鳥はいつもと違う行動をしたり、いつもと違う種が現れたりします。
渡りの時期の楽しみでもあります
そして、ここ八丈島でも、本土とは違う渡り鳥の生態が見られます。
今日は、「2023年秋、東京都八丈島の渡り鳥ラッシュ」と題してのお話です。
ヒヨドリ
ヒヨドリは八丈島で繁殖をしています。若鳥もよく見られますね。
ヒヨドリの渡りをするといわれています。北海道−本州間は有名ですね。
でも、八丈島はといいますと、私は、これまで、ヒヨドリは渡っているかどうかよく分かりませんでした。
渡りを準備するヒヨドリの群れをこれまで見たことが無かったからです
それに、八丈島から少しズレれば、即海に落ちますからね
今日、渡りのために群れを作っているヒヨドリを目撃しました。八丈島より南は、青ヶ島、小笠原諸島があります。
肉眼で見える青ヶ島は大丈夫そうですが、更に南は危険なような気がします。
マガン
八丈島では、数羽ですが、かなりの確率でマガンが渡ってきます。昔は水田がたくさんあった八丈島ですが、今は子どもたち用の水田しかありません。
食料をどうやって調達するのでしょうか?
ヘロヘロだったマガンは、毎日食べ続けているため、だんだんと元気になってきたようです。
私は、今年、7羽のマガンを見ました。もともとは本土で見られる野鳥ですので、こちらも
このあと、大丈夫かなぁ・・・?
と思ってしまいます。
ハクセキレイ
本土では留鳥のハクセキレイ。とても身近な野鳥です。
でも、八丈島では冬鳥です。春から夏にかけてはいなくなる野鳥です。
私は、有名な野鳥よりも、渡りのハクセキレイの方を楽しみにしていました。今年、初観察したときは、テンションが上がりました。
ハクセキレイとなかなか呼吸が合わなかったので、撮影を許してもらって嬉しかったですね。
チュウシャクシギ
八丈島を回っていますと、変なシギが飛んでいるのに気が付きました。でも、シギやチドリはよく似ていますので、一瞬では識別できません。
どうしても、じっくりと観察できるチャンスが必要です
ぼ〜っとしていましたら、近くまでチュウシャクシギが歩いてきてくれました。八丈島までの旅でお腹が空いていたようで、ひたすら餌を探して食べていました。
今日は、「2023年秋、東京都八丈島の渡り鳥ラッシュ」と題してのお話でした。
本土では身近な野鳥かも知れませんが、八丈島では貴重な渡り鳥を紹介しました。
バードウォッチング歴で初めてヒヨドリの渡りの群れを見ました。レアな野鳥ですが毎年渡ってくるマガン、本土では当たり前の野鳥ですが八丈島では渡り鳥のハクセキレイ、そして、羽数は少ないですが毎年渡ってくるチュウシャクシギと出会えました。
PR