2025年2月4日、日本列島の天気図は西高東低。北海道、東北、北陸は大雪となりました。
ここ八丈島では西風9 m/s前後。風の影響でうねりが発生し、波浪警報が出ています。
八丈島は2日連続で東海汽船の定期便が欠航となりました。
しばらく、大変な天気が続きそうですね
今日は書き物の最終査読が終わり、修正していました。ラスト近くになりましたね。
カメラは持てませんでしたので、7年間撮りためていたとっておきのものを紹介したいと思います。
今日は、「冬の東京都八丈島に訪れる猛禽、ノスリの様子」と題してのお話です。
ノスリは、毎冬八丈島に渡ってくる猛禽です
私は、これまで日本中で生活してきました。もちろん、それぞれの土地でノスリと出会う機会がありました。
ただ、猛禽の目はとても良く、多くの場合は近くで見ることはできません。
八丈島に来てから、ノスリが毎冬渡ってくることを知りました。でも、近くで見られるかといえば、そうではありませんでした。
ですので、私にとっては遠い存在の野鳥と思っていました。
ところが、年を重ねるに連れ、データが集まってきます。ノスリとの距離が近くなっていきました。
渡りの直後、野鳥は自分の適切な居場所が分かりません。これは、ノスリについても同じです。
羽を休めるノスリを色々な場所で目撃されるようになります。
獲物を狙うノスリ
猛禽が獲物を襲う瞬間はなかなか見られません。それはデータを集めている私にもいえます。
ただ、部分部分での行動は観察できるようになってきました。
以前のブログでも書きましたが、ノスリは獲物を狙うとき、枝の多い木に止まります。音を立てずにふわっと着地します。
そして、体は固定して、頭だけを静かに動かし、獲物に狙いを定めます。
そして、体に似合わずふっと枝から浮かぶと、スムーズに飛んでいきます。
足を見ていただけると分かりますが、鋭い爪を持っていますね
意外とおバカなノスリ
私たち、島民は八丈島ではスコールが起きることを知っています。いつ雨が降るか分かりませんので、車の近くあるいは屋根のある場所の近くにいることでずぶ濡れになることを避けます。
野鳥の場合はどうでしょうか?
野鳥は水を弾く羽を持っています。雨が相当降っても耐えられるはずです。
ところが、ノスリはずぶ濡れになるまで雨の直撃を受けています。野生動物なのですが、少し変だと思いました。
ただ、餌は必要です。ずぶ濡れになっても獲物がいる枯れ草にダイブすることは止めません。
羽を乾かすノスリを見ることがけっこうあります
こんな行動をしますので、ノスリは一度濡れますと、しばらく羽を乾かします。
ノスリは、羽を乾かすとき、体から翼を若干離します。
ということは、けっこう「おバカ」をしていることが分かりますね(笑)。
今日は、「冬の東京都八丈島に訪れる猛禽、ノスリの様子」と題してのお話でした。7年間観察したノスリの様子を紹介しました。
ノスリの警戒心を高めないように撮影するのは、本当に苦労しました
完璧ではありませんが、渡りの直後、獲物を狙うとき、滑空、雨直撃の様子、羽の手入れの様子を確認できました。
そっと観察して、許してもらえるのならば、これからも時間をかけて撮影させていただきたいと思います。
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