2025年春、東京都八丈島の迷走している植物と例年通りの植物

植物

私が八丈島に初めてきたとき、5月末から梅雨に入り湿度は90%を超えました。そして、9月まで除湿機は毎日稼働させていました。

この湿度ですが、年々下がり、昨年の夏はほとんど雨が降らないで終わりました。

長い暑い夏が終わり冬が来ます。その季節のズレに植物が間に合わず、変な時期に花をつける植物が見られました。

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今日は、「2025年春、東京都八丈島の迷走している植物と例年通りの植物」と題してのお話です。


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ムニンキケマン

八丈島の植物図鑑では、ムニンキケマンがあることは知っていました。

ムニンキケマンは冬から春に変わる時期に花を咲かせます。その時期は野鳥の繁殖期のため、上ばかり見ていました。

ですので、実物を見たことがありませんでした。

先日、八丈島9年目にして初めてムニンキケマンを撮影しました。

ムニンキケマンは独特の花の形をしていますので、印象に強く残りますね。

今は5月中旬です。昨日散歩をしていましたら、近所でムニンキケマンを見つけました。しかも群生です。

初夏に入りかけていてムニンキケマンの花の時期としては遅いです。慌てて花を咲かせているのは、ムニンキケマンにとって今年の冬が寒かったのかも知れませんね。

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ヤブジラミ

ここからは暦通りの花を紹介します。夏になってきますと、八丈島ではヤブジラミが花を咲かせます。

うちの近所ですと、アシジロヒラフシアリが花蜜を集めています。アリはハチの仲間ですので、これが本来の姿なんですよね。

携帯で撮影しましたが、ちゃんとアシジロヒラフシアリが写っていました。

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ニオイウツギ

この時期からウツギの白い花が見られるようになります。そして、ウツギよりも少し早い時期にニオイウツギの花が見られるようになります。

山では、ニオイウツギの花の時期はとても短く、いい状態のものを見つけるのは大変です。

先日、大学院時代の友人が八丈島で生息する昆虫の調査の協力を依頼してきました。今は、八丈島中を車で走ったり、場所によっては歩いて探しています。

そうしますと、今まで目につかなかった道が見えてきました。

どんどん道を進んでいきますとニオイウツギが見つかりました。

意外に身近なところに花を咲かせていたので、新しい機会はとても大切であることを実感しました。

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ハマボッス

ハマボッスは海沿いによく見られます。潮風に耐えられるように、ありとあらゆる部分が肉厚です。

私は、未だに、植物の写真を撮影するのは苦手です。ただ、ハマボッスは、植物の中でも上記のように風に影響を受けにくい構造を持っていますので、写真の撮影の勉強をするにはもってこいの植物です。

いい個体を見つけ、シャッタースピード、絞り、ISOの条件を変え、一つ一つ確認しながら撮影しました。

ハマボッスLysimachia mauritiana
EOS 6D Mark II+70mm F2.8 DG MACRO Art

今日は、「2025年春、東京都八丈島の迷走している植物と例年通りの植物」と題してのお話でした。

開花時期が遅れたムニンキケマン、例年通りのヤブジラミ、ニオイウツギ、ハマボッスを紹介しました。


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