私は、海とは関係ない世界に生きてきました。そのため、ほとんど泳げませんし、すぐに船酔いします。
八丈島に住むようになってから、海はとても身近になりました。でも、八丈島では海と山と両方楽しめるのに、半分しか楽しめないので、私は少し損をしていますね。
この年になってから、八丈島の海を見て、自分が知らないことに気づきました。
今日は、「東京都八丈島の表の波と裏のなぎについて」と題してのお話です。
表の底土港側の波は荒れていました
2021年2月27日の東海汽船の定期便は欠航しました。そして、ANAの2便も八丈島空港に着陸寸前まで来たのですが、すぐに上昇して羽田空港に戻り、欠航となりました。
八丈島は、太平洋に浮かぶ離島です。風が吹けばそのままのスピードで直撃しますし、波が生じればそのまま当たります。
八丈島は、天候に影響を受けやすい土地ですね
今日は、いつもと巡回コースを変えて、底土港へ行きました。風は風速13 m/sと強く、波も高かったです。
文字ですと分かりにくいと思いますので、写真を撮りました。
灯台に波がかぶっていますね。でも、これはまだまだ弱い方で、台風が接近しているときはもっとすごいことになります。
動画ですと、こんな感じです。風の音がすごすぎましたので、音はミュートにしました。
これを見ますと、自然はきれいだけではないことが、よく分かりますね
裏の南原千畳敷側の波はなぎでした
ここで使われている写真は、夕日ヶ丘が立ち入り禁止になる以前に撮影されたものです。
車で底土港とは反対側へ行きました。夕日ヶ丘から八丈小島を見ました。
これは午前中に撮影したものです。どんよりと曇っていて、今日の天候の悪さがよく分かりますね。
注目していただきたいのは、八丈小島ではなく、八丈島と八丈小島の間の海です。波が全くありませんね。
向きを90°変えて、南原千畳敷側を見ました。こちらも同じように波がありません。
離島は、周囲が海で囲まれています。波が発生しますと、島全体が波におおわれてしまうように感じますが、実は片側だけです。
島の表側に波が当たりますと、島の反対の裏側は波がないので、なぎとなります。
山の表側に風が当たると、その山の裏側は風がないのと同じです
考えてみれば当たり前のことですね。でも、私の場合は、島民の方に教わってはじめて知りました。
本で勉強するのと、体で体感するのとは全然違いますね
夕方は、風はまだまだ強いですが、晴れ間が見られました。久しぶりに黒砂砂丘を見ましたが、きれいな地形ですね。
島に住むと、ちょっとした不思議とちょくよく出会います。遠くを眺めましたら、ザトウクジラがいました。
八丈島では、ザトウクジラは簡単に見られます
ここは、とても贅沢な島ですね
PR