レンズによる写る写真の違い ー八丈島の夕日ヶ丘から八丈小島を撮影しましたー

写真機材

はじめに、2024年現在、夕日ヶ丘は立ち入り禁止になっています。掲載されている写真はそれ以前に撮影されたものです。


今の人はスマホで色々なものを撮影しますね。それは、スマホのカメラが高性能なだけでなく、撮っている人の目が、スマホのレンズの画角と一致しているため、瞬時に判断できるからです。

とても羨ましいです

私は、野鳥写真から写真を始めました。私の視野は、超望遠レンズの画角とほぼ一致しています。

そのため、iPhone 8のような広角のレンズがどういうものか未だに理解できていません。


今日は、「レンズによる写る写真の違い ー八丈島の夕日ヶ丘から八丈小島を撮影しましたー」と題して、レンズの画角の特性を比べました


今回は、私は、苦手な広角レンズの写真の世界を見るために、あらためて勉強しました。みなさんは超望遠レンズの写真の世界は、きっと、未体験だと思いますので、どのくらい写るのかを見ていただければ幸いです。

撮影場所は夕日ヶ丘で、三脚を立てた場所は固定です。夕日ヶ丘から八丈小島の太平山までは約5.4 km離れています。

出典:国土地理院ウェブサイト
夕日ヶ丘から八丈小島の太平山山頂までの距離の測定場所と値を追記しています。

使ったレンズとカメラはここに掲載してあります。


初めに、風景写真で使われる16 mm~35 mmの広角レンズの世界です。

16 mmの画角
24 mmの画角
35 mmの画角

1枚目(16 mm)はかなり広い範囲のものが写真に写ります。肉眼でもさすがにここまでの景色は目に入りませんね。

2枚目(24 mm)と3枚目(35 mm)は、私たちの目に見える範囲と同じくらいの画角です。iPhone 8のレンズは28mmといわれていますので、この範囲に入ります。


次は運動会などのスポーツ写真で使われる70 mm~200 mmの中望遠レンズの世界です。

70 mmの画角
105 mmの画角
200 mmの画角

4枚目(70 mm)では八丈小島が写真の画面いっぱいに入ります。運動会のときは子供たちが一番近くに来た時に使う画角です。

5枚目(105 mm)と6枚目(200 mm)は望遠です。それぞれ、八丈小島の太平山の頂上付近、太平山とその横の山が入る画角です。運動会の時は、離れて撮影する距離ですね。


ここまで見ると、風景だけを撮影するのであれば、16 mm~70 mmの画角のレンズがあれば、十分であることが分かります。私の場合は、風景縛りで撮影するのであれば、2本の超広角から標準のズームレンズでOKということになります。

運動会の撮影の場合は、70 mm~200 mmの画角の中望遠ズームレンズがあれば、十分ということになります。ただし、お昼ご飯のシーンは広角が必要なので、中望遠ズームレンズと広角ズームレンズの2本あればOKということになります。

テストは、してみるものですね

勉強になりました


さて、ここから先は、みなさんには馴染みのない超望遠レンズで撮影した写真の世界です。野生動物や野鳥を撮影する場合は、下記のレンズを使います。

280 mmの画角
400 mmの画角
600 mmの画角

画角が似すぎて、違いが分かりにくいですが、7枚目、8枚目、9枚目は、それぞれ、280 mm、400 mm、600 mmのレンズで撮影したものです。八丈小島の太平山に注目していただくと分かりやすいですが、その大きさが、だんだん大きくなっていますね。


840 mmの画角
960 mmの画角
1,344 mmの画角

さらに拡大します。10枚目、11枚目、12枚目は、それぞれ、840 mm、960 mm、1,344 mmのレンズで撮影したものです。

こうなってくると、

違いはあるの?

となりますね。ただ、初めの16 mmのレンズで撮影した写真と比べると、とんでもなく大きくなっていることが分かります。

16 mmのレンズで撮影
1,344 mmのレンズで撮影

ちなみに、1,344 mmのレンズで月を撮影すると、このくらいの大きさになります。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

驚異的ですよね

今回のテストの始めの広角レンズの部分は、私にとってはとても新鮮であらためて勉強になりました。超望遠の世界、みなさまには馴染みはないとは思いますが、驚かれたと思います。レンズ選び、写真撮影に参考になれば幸いです。

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