今朝起きましたら、アメリカ時代にお世話になった先生からE-mailが届いていました。私は、研究から離れていますが、ときどき専門分野のディスカッションをしています。
研究は遊びではありません。今回は、文献におけるディスカッションでしたので、論文検索をして内容を真剣に読み込み、先生のご質問に対して適切な返信をしました。
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気づいたら、昼間が終わってしまいました(笑)
さて、今日は、八丈島に来る以前の写真を見直していました。
当時は現役の研究者です。研究三昧の毎日で、ほとんどカメラを持つことはありませんでした。
機材も今よりもずっとずっと低価格なものを使っていました。でも、たまにはヒットする写真も撮っていましたね。
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今の機材で撮影したと嘘をついても通りそうです(笑)
昔と今の違いは撮影した写真の歩留まりです。今は八丈島での野鳥の行動を知っていますので、狙ったらほぼ確実に撮ります。
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EOS 6D+EF400mm F5.6L USM
今日は、「東京都八丈島で調べ上げて2024-2025年の年末年始に狙って会った野鳥たち」と題してのお話です。
QFieldとQGIS
携帯用アプリのQFieldとパソコンのオープンソースソフトウェアのQGIFは、本業の仕事で初めて存在を知りました。データが蓄積していきますと、野鳥の行動が浮き上がって見えてきます。
以前ももちろんノートにつけてはいたのですが、見直しが少し不便でした。今は一瞬です。
時間の経過による野鳥の出現の変化も顕在化できますので、行動の理由付けがしやすく、出現の予想も立てやすいですね。
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私にとっては、これらは2024年の最大の収穫です
イソヒヨドリ
八丈島では、イソヒヨドリはアカコッコに対比してイソコッコとよばれています。名前のとおりイソヒヨドリは、八丈島は海に囲まれていますので、いたるところで見られます。
春に向かうにつれ、イソヒヨドリのペアは明確になっていきます。同時になわばりも見えやすくなります。
以前から見張り台を見つけていました。オスを継続して観察していましたが、2024年-2025年の冬季のオスの行動がいつもと違って見えました。
場所は同じ、でも、行動は違う。
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もしかして、入れ替わった・・・?
撮影してみますと、若いオスでした。
以前は成鳥でした。なわばりを持っていた個体が何らかの理由でいなくなって、空いたスペースに若鳥が入ったようです。
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EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
オオバン
2024-2025年の冬季は、例年と比較して、渡ってきたオオバンの羽数が多いです。たまに道路を堂々と歩いているのには驚かされますね(笑)。
オオバンはぷかぷかと水面を浮かんでいます。一見、大人しそうで可愛く見えます。
ただ、野鳥は野鳥。餌を食べる瞬間を切り取りますと、野生動物であることが呼び起こされます。
観察していますと、オオバンは潜水し、水草をくわえて水上に戻ります。
水草には様々なものが付着しています。オオバンは水面上で不要なものをふるい落とし、綺麗になったものを食べます。
シャッタースピードを少し落として撮影して、動きの激しさを記録しました。
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ノスリ
冬の八丈島では、ノスリは毎年見られます。でも、昔に比べて、渡ってくる羽数は減っているようです。
ノスリは開けているところが好きです。木に止まって見渡し、チャンスと思ったら獲物に襲いかかります。
2024-2025年の冬季は、気温と風向きの変わり方が例年と違うように思えます。そのため、ノスリは、毎年見られる場所とは違う場所で見られることが多いです。
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羽を休めているところを撮影させてもらいました
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EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ミサゴ
ミサゴは魚専門の猛禽です。八丈島では、ときどき夏に見られるようになりましたが、冬季に渡ってくるのが主です。
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先日は、3羽同時に飛んでいるところを見ましたね
ミサゴの行動も面白いです。観察していますと、獲物を狙うとき、獲物を安全な場所に運ぶとき、餌を食べるときと分けて行動します。
猛禽の撮影は難しいので、私は双眼鏡での観察が圧倒的に多いです。
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今は、いいシーンを撮影できるように継続して観察しています
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今日は、「東京都八丈島で調べ上げて2024-2025年の年末年始に狙って会った野鳥たち」と題してのお話でした。
QFieldとQGISを使って、野鳥の行動のデータを蓄積し、それを基に撮影をしています。
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狙ったらほぼ確実に撮影できますので、昔に比べて撮影効率は高くなりましたね
なわばり主が入れ替わったイソヒヨドリ、野性味のある食事のオオバン、羽を休めるノスリ、ずっと観察しているミサゴについて紹介しました。
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