秋の八丈島の海岸で見られるイソヒヨドリの行動

動物

日常生活をしながら左足首のリハビリをしています。まだ角度によっては痛みがありますが、少しずつ歩いて元の状態になるように目指しています。

長距離は歩けませんが、怪我以前のように外に出かけるようにしました。

秋の八丈島は晴れたり、曇ったり、雨が降ったりと空は忙しいです。じっとしていますと、短時間で色々な風景が楽しめます。

陸地が広いと気候は安定しがち、変化が乏しいです。多様な天気の体験は離島に住んでいているからこそのものです。

私は贅沢な生活と思っています

さて、海岸をぼ~っと眺めていましたら、視線に野鳥が通過しました。大きさはムクドリ(八丈島では稀な渡り鳥です。)と同じくらい。

八丈島では、スズメ、キジバトに次ぐ一般的な野鳥です。


今日は、「秋の八丈島の海岸で見られるイソヒヨドリの行動」と題してのお話です。


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イソヒヨドリ

八丈島では、「コッコ」と方言で呼ばれる野鳥が2種います。

1種はコッコメと呼ばれているはアカコッコ。もう1種はイソコッコと呼ばれるイソヒヨドリです。

本土では、イソヒヨドリは主に海沿いで見られる野鳥です。

イソヒヨドリは美しい青色のオスの姿とそのさえずりが特徴的。一方、メスは岩に溶け込むように灰色の地味な色合いをしています。

英語名ではRock thrush(岩のツグミ)と呼ばれており、文字通りですね。

ところが、ここ八丈島では海沿いだけでなくいたるところで見られます。スズメ、キジバトに次ぐ一般的な野鳥です。

秋になりますと、このイソヒヨドリが飛翔する姿をよく見かけるようになります。

イソヒヨドリMonticola solitarius
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM 

イソヒヨドリのメスはオスよりも警戒心が少ない個体が多いです

イソヒヨドリを観察していますと、近くに止まることがあります。私のフィールドでは、オスもメスも止まるのですが、比較的近くに来るのは最初はメスです。

オスはメスに引きづられるような感じで来ます。

この行動、以前、モズでも見られました。野鳥では、好奇心はメスの方が強いのでしょうか?

イソヒヨドリMonticola solitariusのメス
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

海で繰り広げられるドッグファイト

春は繁殖期で重要ですが、秋も大切なことをしています。秋の日長は春と似ていますので、野鳥の繁殖行動は日長によって制御されているのかも知れません。

秋になりますと、このイソヒヨドリ、2~3羽で海岸線を飛びます。何をしているかと言いますと、なわばり争いとメスをめぐる争いです。

まるで戦闘機のドッグファイトのように、空中戦が繰り広げます。冒頭でイソヒヨドリの飛翔を紹介しましたが、あれもドッグファイトの一瞬だったのかも知れませんね。

イソヒヨドリMonticola solitarius
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM 

イソヒヨドリはメスもさえずる?

多くの野鳥はなわばり宣言のためにオスがさえずります。イソヒヨドリもオスがさえずることが多いです。

私のフィールドでは、オスが入れ替わったのか、若鳥のオスが居着きました。若鳥であっても、しっかりとさえずっていました。

イソヒヨドリMonticola solitariusのオスの若鳥
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

ところがです。

綺麗なさえずりだなぁ・・・

と思って振り返りますと、地味なイソヒヨドリがいました。こちらはメスでした。

目を疑ったのですが、何度見てもメスでした。

新しい発見!?

と思ったのですが、調べてみますとメスがさえずる野鳥はけっこういるみたいです。イソヒヨドリもメスがさえずる野鳥として含まれていました。

私が見つけられるくらいなものは、すでに分かっていますよね(苦笑)

イソヒヨドリMonticola solitariusのメス
EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

今日は、「秋の八丈島の海岸で見られるイソヒヨドリの行動」と題してのお話でした。

イソヒヨドリの紹介、秋の八丈島の海岸で見られるイソヒヨドリのドッグファイト、そして、イソヒヨドリのオスとメスのさえずりについて紹介しました。

八丈島の秋はまだ続きます。しばらくは、イソヒヨドリの秋特有の行動が観察できそうですね。


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