サギやシギの季節もほぼ終わり、次は山の鳥の季節です。ただ、固定観念を持つとチャンスを失うので、自分が考えている場所以外も行きます。
そんなとき、何気なく八丈富士の鉢巻道路を一周していたら、白っぽいふさふさがあることがわかりました。
今日は、「6月の八丈富士の鉢巻道路を一周すると不思議な植物が見られます」と題して、お話しします
6月の八丈富士の鉢巻道路なんて、霧につつまれているだけじゃないんですか?
その通りですね
見所といえば、霧に包まれた牛さんでしょうか
ならば他へ行こうかなぁ・・・
まあまあ、騙されたと思って、鉢巻道路を一周してみてください
航空道路から八丈富士に上がり、右折して鉢巻道路へ入っていきましょう。そうすると、山側の法面の石垣に白っぽいふさふさが見えるようになります。
距離が短いので、もう一周してみましょう
何か気づきましたか?
正しいかどうかわかりませんが、ふさふさがある場所とない場所があったような気がします
よく気がつきましたね
注意:車を止めるときは、道路ではなく、事故防止のため、脇の空いているスペースに車を止めてください。
ふさふさの正体はこれです。
EOS 6D+EF24-105mm F4L IS USM
シマヤマブキショウマといいます。独特の形をした花ですよね。
花は、初めは緑色をしています。だんだん色が白に変わっていきます。
私は、霧の中で運転していたら、法面の色が変わったことで気がつきました。6月はシマヤマブキショウマの花が咲く時期です。
先ほどの花がある場所と花がない場所の不思議についてに戻ります。
確かに、生息場所が偏っているのです。図示すると下の灰色の場所で見られます。
なぜでしょうか?
気温、風、湿度などの環境条件は、ほぼ同じだと思います。
太陽は、東側から登って、南側を通り、西側に来て沈みます。北側の灰色の部分は、南側の緑の部分と比べて、日長が短くなるように思えます。
そうしますと、シマヤマブキショウマの花の開花条件は、今の八丈富士の風、気温、湿度の条件+日長条件で決定されるのかもしれません。実験で確かめてみたいです。
私たちの知らないちょっとした環境条件の違いで、野草の生態は決定されているのかもしれませんね。八丈島には調べてみたいことが、たくさんあります。
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