私は兼業で色々仕事をしています。一つのことに集中して自分の時間を使うことができません。しかし、自然ガイドや野鳥や野生動物の生態写真を撮影するためには、あらかじめ情報収集をしておく必要があります。
この記事を読んでいただいているあなたも、もし自然に興味があったら、自身の時間をあまり使わずに野生動物がどんな生活をしているか知りたいですよね?
今日は、「野外で生き物の情報を効率的に集める方法」と題してのお話です。
トレイルカメラ
昔は自作でした。赤外線センサーと電子レリーズを分解して配線を接続し、カメラを湿度から守るドライボックスを改造して、その中にフイルムカメラとフラッシュをセットします。野鳥や動物が写っていたときは喜びでいっぱいでした。
でも、電気の知識もないし、技術もない。そういう方もいらっしゃると思います。私も最近はズボラになってしまいました。
昔は自作でも、今では自作よりも安く、高性能な道具がたくさんあります。無人カメラもその一つです。現在は、トレイルカメラとよばれています。トレイルカメラって何?という方は防犯カメラと言い換えればどうでしょうか?
例えば、下記のもの。
PR
小型で、人体・動体センサーでカメラが自動的にON/OFFをします。昼間は自然光で撮影(カラー)、夜間は赤外線LEDライトを照射して撮影(白黒)します。バッテリーが続くかぎり撮影し続けます。
なかなか優れものですよね。注意点も記載します。
- 単三電池が8本以上はいるものを選ぶ。
- 充電可能な電池を使用する。
- 防水はIP66以上を選ぶ。
- 使いやすいようにアレンジする。
- トレイルカメラは期待通り動かないこともあります。私の持っている古いトレイルカメラはずっと赤外線LEDライトがONのままでした。ですので、電源OFFが失敗の可能性も考慮して、単三電池ができるだけたくさん入る機種をおおすすめします。
- 普通の乾電池の使い切りでは、ランニングコストが高くなります。私は充電可能なエネループをつかっています。
- 防水はIP66。IPXXは防水規格です。これは屋外での使用に十分なレベルです。しかし、過信してはいけません。バッテリーの蓋にパッキンがついているのですが、これをはみ出して噛ませて閉じてしまうと、水が侵入して故障します。蓋を閉じるときは丁寧に閉じてください。
- トレイルカメラの多くは中国製です。説明書はわかりにくいです。自身で工夫する必要があります。私の場合は暗い森で使用することが多いので、カメラの情報を見やすくするために、大きめの字でマジックで書いています。
PR
トレイルカメラを野鳥の水浴び場に仕掛けてみました
自分の予想が当たったときは、驚きと嬉しさでいっぱいになります。写った野鳥や野生動物に警戒心はありませんね。トレイルカメラを全く気にしていないことがよくわかります。
トレイルカメラによる定点観察はハマります。森を散策しているときは、次はどこに仕掛けようかな?と考えながら歩くので、フィールドに出るのがより楽しくなります。みなさまも、機会がありましたら、ぜひ野生動物の自然の姿の撮影に挑戦してみてください。