八丈島は、実は、雨の多い島です。年間3,000 mm雨が降るといわれています。
ですので、ここに住んでいますと、どんよりの雲と雨は当たり前になります。
ところが、ここ数日はいい天気が続いています。雨ではない八丈島は、私には少し違和感があります。
私は、すっかり、八丈島の気候に毒されていますね
せっかくのいい天気です。最近は八丈富士側が多いので、反対側の三原山側へ行くことにしました。
今日は、「2021年3月16日、東京都八丈島で春っぽいものを探してきました」と題してのお話です。
柳と苺が合体したヤナギイチゴ
この植物は、私が八丈島に来た当初に目に入りました。木の名前はすぐには覚えませんでしたが、特徴的な形態が印象的でした。
柳のような、しなやかな構造で、かつ、茎には苺のような塊がある木です。
とても不思議に思えました
あとから、この木は、ヤナギイチゴという名前であることがわかりました。形態から覚えた植物ですので、名前は強く記憶に刻ました。
花と勘違いされる新芽をもつアカメガシワ
八丈島は、春になると枯れ木の先端に赤い花をつけた木が目立つようになります。でも、それは、本当の花ではありません。
近づいて、よ〜く見てください。赤い花に見えるものは、実は、新芽です。
これは、アカメガシワの新芽です
待ってください
葉が赤いと、光合成ができないのではないですか?
良い質問ですね
安心してください
この赤い葉は成長すると、緑色に変わります
他の植物と同様の色の葉になりますよ
なるほど
八丈島の春を告げるシチトウスミレ
八丈島の春といえば、やはり、シチトウスミレでしょう。八丈島に来た当初は、シチトウスミレさえ見つけられない、ダメダメなガイドでした。
お客様には大変申し訳のないことをしていました
今はといいますと、もちろん、すぐに見つけられます。今日は、シチトウスミレの群生を見つけましたので、写真を撮影しました。
シチトウスミレは、初めは坂下で咲きます。それから、だんだんと山の上で花が見られるようになります。
開花と等高線の関係がよくわかる植物ですね
先日見つけた巨大なシダ植物、アスカイノデの新芽も大きくなっていました
1週間前は、アスカイノデは小さな新芽をつけていました。
あれから、どうなったか見に行きました
EOS 6D Mark II+EF24-105mm F4L IS USM
かなり大きくなりました
新芽の両側の羽片も伸び始めましたね
私は雨の八丈島が大好きですが、晴れの日もなかなかいいですね。今日は、マークしていた植物の春での生育を一つ一つ楽しむことができました。
まだまだ、見ていないものもあります。しばらくは春の八丈島を楽しめそうですね。
PR