八丈島は年間3,000 mmの降水量です。日本では上から16番目の雨の多い土地です。ですので、天気は曇りか雨が普通です。
当然ですが、住んでいる人もこの天気に慣れています。

八丈島で青空ですと、住んでいる人からしますと違和感ありまくりです(笑)
今日は1日中雨でした。でも、私には楽しみがいっぱいでした。
今日は、「2025年4月13日、雨の日の東京都八丈島の風景と野鳥の様子」と題してのお話です。
八丈小島
晴れの日は青い光が混じっており、本来の色に加えて青色が被っています。逆に、曇りの日は光が穏やかなため、本来の色が忠実に目に入ってきます。
八丈島の本物の色を楽しむため、初めにいつものように八丈小島を見に行きました。
今日の八丈島は雨の強弱がありました。
雨が強い時はわずか4 km先にある八丈小島がかすみ、弱くなりますと八丈小島の緑に覆われる陸の部分が薄っすらと見えてきました。
最近はザトウクジラが見られていましたが、私が訪れた時はいませんでした。

ウミネコ
春になり、八丈島にウミネコが帰ってきました。ウミネコはペアを形成し始めていますので、2羽1組が良く見られます。
そして、それぞれお気に入りの場所ができ始めていますので、ウミネコを見に行ってきました。
雨の中佇むウミネコを撮影していましたら、突然大きく口を開けました。こうして見ますとウミネコの口って頭の割りに大きいですよね。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
三原山
春の八丈島は一斉に新芽が芽吹きます。そうしますと、古い葉は深緑色、新芽は黄緑色、そして、たくさんの中間色の緑色を楽しむことができます。
今日は雨。色が忠実だけでなく、降雨の水だけでなく、温かい気温による水の蒸発の様子と両方向の水の動きを見ることができます。

キジバト
雨の中、キジバトが歩いていました。このキジバト、いつもキジバトのペアの近くにいます。
ペアのキジバトは相互羽繕い、交尾をしていたことから完全なペア。そして、今日、上記のキジバトと合わせ、3羽一緒にいるところを見ました。
通常、ペアを形成しますと、残りの1羽は追い払われてしまいます。ところが、1羽だけ一回り小さいことが分かりました。
写真を撮ってみますと、小さいキジバトは若鳥でした。顔つきも成鳥とは異なっていました。

ペアの子どもだったようです

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
キジとネコ
最近はキジのオスの行動が活発化してきました。さえずりだけでなく、開けたところに姿を現すこともあります。
今日もキジのオスを見ました。ところが、背後に茶色い影がありました。

ネコです
私からの距離ではキジのオスの表情は見えません。でも、このままではネコに襲われてしまいます。
私はキジに対してもネコに対しても肩入れはしません。何があってもいいように観察を続けました。
しかし、おかしなことに気が付きました。
野鳥は人が近づくと逃げます。それは見ているということです。
キジの目は側面に付いています。キジのオスがネコに気づいていないはずはありません。
ということは、ネコを引き付ける理由があるはずです。
キジのオスは短く鳴いていました。
写真には写っていませんが、おそらくキジのオス近辺にメスがいたはずです。メスを逃がすために、警戒音を出し、オスは自身の目立つ姿をネコに見せてメスの代わりに標的になっていたようです。
野鳥のオスはよくこのような行動をします。
超望遠レンズの圧縮効果のため、ネコはキジのオスのすぐに側にいるように見えます。でも、実際はまだ距離があります。
キジのオスは逃げる自信があるようでした。
結局、ネコはキジのオスを襲うことはせず、何事もなく両者の距離は離れました。

雨の日は面白いシーンが見られる確率が上がるようです

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今日は、「2025年4月13日、雨の日の東京都八丈島の風景と野鳥の様子」と題してのお話でした。
曇りや雨の日は、色が忠実に見えます。今日は、色豊かな八丈島の八丈小島、三原山を楽しめました。
ウミネコ、キジバト、キジそれぞれの今の時期特有の行動が見られました。
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