八丈島は天気のいい日は楽園です。
でも、悪天候のときは大変です。強風は飛行機の欠航につながりますし、潮風は車や看板を錆びさせたりします。
こんな過酷な環境。普通の植物ならば塩害で終わりです。
今日は、「初夏の八丈島の強風や潮風に負けない植物」と題してのお話です。
以前、春に咲くイワタイゲキを紹介しました。綺麗な黄色の花をたくさんつけた植物ですね。この植物も八丈島の強風や潮風に負けないです。
5月末ごろになると選手交代です。今は、八丈島の浜では、ハマボッスが花を咲かせています。小さな白い花をたくさんつけた植物です。
この植物もイワタイゲキと同様に浜の溶岩のエリアで花を咲かせています。
ときどき、アリやチョウがご飯を食べに来ています。
素人目に見て、潮風に耐えられる植物は、葉の厚さが厚いように思えます。たとえば、イワタイゲキ、ハマアザミはそうですね。
そして、今の時期に花を咲かせるハマボッスも葉が厚いです。
研究できる環境がありましたら、なぜ葉が厚いのか?そして、葉の厚さは本当に塩害に対する耐性を発揮するか?調べてみたいです。
八丈島に来るまで、そして、自然ガイドをするまで、私の世界には植物は興味の外でした。でも、何の因果か、今はすぐそばで生活し、植物に対する好奇心は増すばかりです。
みなさまも、身近の「なぜ?」を探してみてはいかがでしょうか?この世の中は不思議でいっぱいです。
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