今日も八丈島は晴れです。いい天気が続きすぎてカラカラです。
八丈島でこんなに雨が降らないのも本当に珍しいです
そんなわけで、植物は水気が無くなりました。シダもコケもチャーハンのようにパラパラです(笑)。
今日は、「2023年10月24日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
お客様は青ヶ島旅行を成功させた勇者様
青ヶ島は八丈島から70 km離れています。天気がいいと八丈島から肉眼で見ることができます。青ヶ島は、死ぬまでにみるべき世界の絶景13に選ばれており、最近では外国からのお客様に人気の島でもあります。
青ヶ島旅行のためには、予め宿と往復の船あるいはヘリを予約しなければなりません。ところが、相手は自然です。欠航が発生し、予定通りの旅行ができないことが多々あります。
青ヶ島に一番近い八丈島に住んでいる人も、なかなか行けないのが青ヶ島。この青ヶ島旅行を成功させるのはとても難しいです。
ですので、私は成功者を勇者様とよんでいます
ヘゴの森ツアーの注意点
ヘゴの森は私有地です。ですので、Google mapsにも地図にも載っていません。
写真撮影などは個人利用の場合はOKです。商業利用の場合はオーナーの許可が必要です。事後承諾はしません。
ヘゴの森コースの様子
今日のお客様はヘゴの森コースを選択されました。ヘゴの森には2種類のアジサイがあります。
写真の奥にあるのがガクアジサイ、手前がラセイタタマアジサイです。お客様は八丈富士にも行かれたそうですので、登山中にも周りにあったと思います。
散策路には様々な植物が見られます。お客様が手にとっているのはテイカカズラ。
今は手でも簡単に曲げられますが、成熟しますと人がぶら下がっても大丈夫くらいの強度になります。
八丈島は昔から園芸王国です。世界中から苗木を輸入し、八丈島で育て、本土へ出荷します。
ヘゴの森にはその園芸農業の跡が見られます。スギに抱きついたモンステラが散策路周辺で観察することができます。
キノコの子実体は特定の環境条件で発生します。毎年、様々なキノコの発生を見ていますが、今日は黄色いキノコが見ることができました。
黒潮暖流の影響から八丈島は木生シダのヘゴの北限です。お客様は下からのヘゴの森の眺めを楽しみ、撮影されていました。
ヘゴの森コースは歩く距離が短いですが、様々なシダ植物を見ることができます。お客様がご覧になっているのはヌカボシクリハランとマメヅタです。
ヘゴの茎の側に来ました。茎は硬い気根に覆われています。
この茎を水平面で切りますと、ヘゴには年輪が無いことが分かります。
ヘゴの森には2種類のヘゴが生息しています。分かりにくいですが、写真手前の下から上まで焦げ茶色なのがヘゴ、下がこげ茶で上が金色なのがヒカゲヘゴになります。
ヘゴの森を見下ろす高台に来ました。今日は青空でしたので、空がくっきりとなっていました。
今日は天気が良くてとてもよかったですね
写真もよく撮れました
でも、オーナーは雨や霧の方が綺麗と言っていますね
私も同意見です
そうですね、梅雨時も良さそうですね
今日はありがとうございました
こちらこそ、今日はヘゴの森へいらしていただき、ありがとうございました