野鳥を大きく撮影するためにしなければならないこと

動物

私が野鳥写真をはじめたとき、焦点距離300 mmのレンズからスタートしました。一般の撮影をする方からしますと、300 mmは超望遠レンズですね。

でも、野鳥写真の世界では、300 mmは広角レンズです

わかります

当時を振り返っても、私の写真でも野鳥は点でした(笑)。でも、「野鳥がいる風景」のような写真が大好きですので、今でも400 mmのレンズを第一選択肢にしています。

iPhone 12

最近は軽量の600 mmのレンズが主流です。

それでも野鳥が小さくて・・・

以前、お客様からお話を伺いました。


今日は、「野鳥を大きく撮影するためにしなければならないこと」と題してのお話です。


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自分の仕草を意識する

野鳥は、当たり前ですが、人よりも目がいいです。だいたい、先に見つけられてしまいます。そのあとは、

野鳥が飛んで逃げてしまうとき、そうでないときがあります

え゛っ!?

いつも逃げられてしまうのですけれども・・・

はじめは誰でもそうですよ

私もそうでした

今の私は、野鳥の動きを観察し、私が野鳥に対して変な動きをしていないかを注意しています。自身の頭の角度、視線、立っているか座っているか・・・。

とにもかくにも野鳥を脅かさないような、ゆっくりとあるいはそっと止まる動きを意識的にしています。

チュウサギArdea intermedia
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

野鳥との距離を無理に詰めない

野鳥の動きをよ〜く見ていますと、撮影者が一歩前に進みますと、野鳥は後ろに下がるときがあります。どんなにそっと近づいてもダメです。

これが野鳥と人との限界の距離です

こうなってしまったら、それ以上詰めても怖いと判断されて飛び、2度と撮影のチャンスはこなくなります。

私の場合は、無理と判断したら(限界の距離よりも前です。)、さっさと撮影をやめて行動を観察します。

アオサギArdea cinerea
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII

野鳥の気持ちをできるだけ考えて仲良くする心を持つ

すごく抽象的ですね。でも、「野鳥の気持ちをできるだけ考えて仲良くする心を持つ」は極めて大切です。

人と野鳥は別の生き物です。心は通い合うことはないです。

でも、このような気持ちでいますと、チャンスが巡ってきます。そして、野鳥と仲良くなれば、400 mmのレンズを使用していますが、ヒヨドリも画面からはみ出すくらいの距離で撮影できるようになります。

ヒヨドリHypsipetes amaurotis
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF400mm F5.6L USM

まとめますと、

  • 自分の仕草を意識する
  • 野鳥との距離を無理に詰めない
  • 野鳥の気持ちをできるだけ考えて仲良くする心を持つ

運がいいと、

こいつ、どうでもいい

と野鳥から判断されます。こうなりますと、あとは自由に撮影させてもらえ、大きく写すことも可能になります。

野鳥を脅かさず、撮影が楽しいものになることを願っています

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