今日の八丈島は、お昼すぎまで暴風雨、夕方は霧でした。ANAの全便は欠航しました。
ツアーの予約も入っていたのですが、そもそも、お客様が八丈島に来られませんでした。
八丈島ではよくあることですね
ツアーは中止になりました
仮に八丈島にいらしても、大雨と強風のため、今日は中止です。この暴風雨に耐えられるレインウェアと靴が必要ですし、落枝の危険性もありました。
自然は怖いですからね
さて、暴風雨の八丈島は場所によって怖いところがあります。それに反して、場所によっては安全な場所もあります。
今日は、「2022年5月14日、安全な場所限定で、暴風雨の東京都八丈島の野鳥を観察してきました」と題してのお話です。
アオアシシギ
八丈島に来てから、色々なシギやチドリの仲間を、比較的近くで見る機会が増えました。これらの仲間は識別が難しいのですが、近くで見ることにより、図鑑と見比べるのが楽になりますね。
最近では、キアシシギ、キョウジョシギ、そして、アオアシシギが見られました。
アオアシシギは、意外と小さいですよね
アマサギ
5月になりますと、新たに渡ってくるサギの仲間が来ます。この遅れてくるサギを待っていました。
アマサギです
八丈島に渡って来た直後アマサギは、色がついている個体と真っ白の個体の両方が見られます。
時間が経過するにつれて、オレンジ色の羽毛の部分が増えていきます。
本土ではサギは水田で見られますが、減反政策後の八丈島では様々な平地で見られます。
今日は暴風雨でした。アマサギは、土から顔を出すミミズを狙っていました。
チュウサギ
先日も、コサギ、チュウサギ、ダイサギを紹介しましたね。また、チュウサギと出会えました。
八丈島での雨の日はサギの仲間にとっては、遷宮一隅のチャンスです。真っ白い羽は土で汚れてしまいますが、ひたむきに餌を探していました。
ダイサギ
コサギ、チュウサギ、ダイサギはどこで区別していますか?
以前、知り合いから質問されたことがあります。
コサギは、大きさが一番小さく、冠羽、黄色い足で見分けます。
チュウサギは、コサギより大きく、ダイサギより小さく、脚の脛まで黒色、くちばしの裂け目が目の下くらいまで、そして、くちばしの長さがダイサギよりも短いですね。
ダイサギは、大きさが一番大きく、くちばしの裂け目が目の後ろまで、脚の脛の色は黒くなく、くちばしがチュウサギよりも長いです。
雨の日は、ただ眺めていますので、意外と違いが分かりますね。
今日は気合を入れて撮影はしませんでした。ぼ〜っとしていましたら、回りがウミネコだらけになったり、サギがすぐ側まで来ました。
だって、こいつ無害だし・・・
八丈島では、大雨の日に山に行きますと、土砂崩れに巻き込まれる可能性があります。
いつもとは違いますが、安全なところ限定でも、色々観察できますね。今日は、雨の中ですが、楽しい時間を過ごさせてもらいました。
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