私は、山の野鳥から学んだため、シジュウカラやエナガなど、小鳥の観察が一番得意です。八丈島ですと、オーストンヤマガラやイイジマムシクイです。逆に、オオタカやハイタカなどの猛禽は苦手です。
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そもそも、出会いがありません
でも、日本には地道に猛禽を観察する人もいて、生態を深く知っている人もいます。そのようなレベルに到達するのは、本当に難しいですね。
でも、バードウォッチングを続けていれば、偶然が起きます。
今日は、「2022年の秋、東京都八丈島に渡ってくる小さな鷹、チョウゲンボウを観察しました」と題してのお話です。
八丈島では、チョウゲンボウはなかなか観察できません
チョウゲンボウは、八丈島に渡ってくる小さな鷹です。
他の野鳥と比べても、警戒心はとても高いです。私も観察をしていると、ぴゅーっと逃げられてしまいます。
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ですので、八丈島で見られる野鳥の中でも、チョウゲンボウは、私にとっては、苦手な種です
警戒心の少ないチョウゲンボウとの偶然の出会い
チョウゲンボウは、遠くから観察する野鳥です。ですが、理由は分かりませんが、何度も観察をしていますと、偶然の出会いが起きます。
一定の距離をあけるだけで、観察を許してくれる個体がいたのです。
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うそっ・・・
と思いましたが、色々テストしましたら、向こうも私を見ていたものの、すべてにOKを出してくれました。
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EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
チョウゲンボウのホバーリング
チョウゲンボウは2つの方法で狩りをします。一つは、見張り台から飛び出して直接狙う方法、もう一つはホバーリングから滑空する方法です。
遠くからチョウゲンボウの飛翔を観察していましたら、飛行ルートの傾向がありました。そこで、待ち伏せして、隠れながら撮影させてもらいました。
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写真から分かりましたが、けっこう地面を注視していました
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EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
チョウゲンボウの狩り
人間の私には、チョウゲンボウが何を見ているのかは分かりません。ただ、観察していたときは、運良く、チョウゲンボウが似たようなところに飛び込んでいました。
例年ですと、チョウゲンボウは、カマキリをよく食べます。今の時期ならば、昆虫ならば、ぎりぎり食べられますからね。
すーっと滑空しながら、草むらの昆虫に襲いかかりました。
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
しばらく、草むらの中にいたのち、飛び出してきました。くちばしには何かをくわえていました。
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
チョウゲンボウの飛翔
チョウゲンボウは、形はハヤブサに似ていますが、筋力は弱く、ホバーリングをしているときは、ひらひらと翼を羽ばたかせます。
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チョウゲンボウの飛び方の特徴の一つです
そのチョウゲンボウ、獲物を襲うパターンを増やすためかも知れませんが、上空を旋回していました。飛翔ルートを調べて、近くに来たところを撮影させてもらいました。
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ハヤブサほどではありませんが、それでも猛禽らしい凛々しい姿でした
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
本来、チョウゲンボウは、私のようなレベルのバードウォッチャーでは観察が難しい野鳥です。しかし、目の前に起きたことも事実です。
さらに、よ〜く観察してみますと、チョウゲンボウは2羽いました。先日、私は、チョウゲンボウのペアを観察しました。
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EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今思いますと、これらの個体は、どうもオスメスでペアを形成する途中だったようです。私にかまうよりも、これらの2個体はつがいになるのが重要だったのです。
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今後どうなるか分かりませんが、チョウゲンボウは八丈島で繁殖するのでしょうか?
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今後も、遠くから観察をしたいと思います
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