八丈島の海はとても綺麗です。八丈ブルーとよばれるほどの美しい青が印象的な海です。
八丈島は山も海も素敵なレクリエーションができる島です。山では、ガイドさんが素敵な景色を見せてくれますし、海では、釣宿さんのアドバイスで期待以上の釣果を、そして、ダイビングショップの方々の導きでは、写真で見られる以上の体験ができます。
しかし、山は豪雨で土砂崩れで危険なのと同様に、海も同じように危険な場所であることも心に留めておいてください。
今日は、「八丈島の陸から見た海の怖さについて」と題してのお話です。
私はいつも決まった床屋さんへ行きます。髪を切りながら聴く、海のお話や釣りのお話が楽しく、また、海の怖さも合わせて教えてくれて、とても勉強になるからです。
海について、本土、特に内陸の人は、よくわかっていないことがあります。波の高さは一定ではないということです。
釣宿の人、ダイビングショップの人が聞いたら笑われるかも知れません。でも、実際、そのように言われても仕方のないような行動をしてしまう人はいるのです。
そして、私を含めて写真から自然に入った人も、気をつけなければなりません。
注意:ここからのすべての写真は、海から遠く離れて、望遠レンズで撮影しています。
たとえば、最近の台風10号。一番波が高かった日はこんな感じでした。
綺麗な薄青の波ですが、「ただ綺麗な海。」と思ってはいけません。波が奥へ、えぐれていますね。
波の高さは5 mくらいありました。そして、溶岩の岩にぶつかると水しぶきは軽く10 mを越えました。
恐ろしいですね
ところで、この波の高さは毎回同じでしょうか?
上記の写真を撮るときは以下の通りです。
水しぶきがなかったり、少し高い水しぶきが出たりが続きます。そして、5~10分待つとこのような巨大な波が数回来ます。
つまり、波が低いからといって海に近づいてはいけないのです。
とても参考になる記事がありました。
波の高さは一定ではありません。波の高さが2mに見えても、100波に1回は約1.5倍(3m)、1,000波に1回は 約2倍(4m)の波が発生します。
https://www.kaiho.mlit.go.jp/09kanku/keibikyuunanbu/marinehp/h28_umideanzennitanoshimutameni.pdf
もうわかりましたね。繰り返しになりますが、私のような海の経験の少ない人は、波が低いからといって海岸に安易に近づいてはいけないのです。
この写真は、2018年8月の台風20号が通過したあとの藍ヶ江の写真です。
波は藍ヶ江の大きな堤防を軽々と越えます。
私は陸の人なので、偉そうなことは言えません
でも、自然に対しては常に慎重に距離をとってください
とお客様には言いたいです。
そして、八丈島には海をよく知っている方々がたくさんいらっしゃいます。アドバイスは素直に聞いていただいて、楽しい海のレクリエーションをお楽しみくださいね。
PR