八丈島はとても不思議な島です。例えば、八丈島空港を降りたら晴れだったのに、坂上(樫立、中之郷、末吉)へ移動したら雨、あるいは、その逆ということがよくあります。
またまた~
1周がたった60 kmなのに、そんなことないでしょ?
いいえ、本当です
今日は、「八丈島の今の天気は晴れ?雨? ー島の不思議な天気ー」と題してのお話です。
アイキャッチの絵を再掲載します。
左の人は晴天、右の人は雨です。
絵だと信憑性が低いので、写真を撮ってみました。
雨雲に包まれた、ちょっと変な色合いの八丈小島です。よ~く見ると、八丈小島は灰色の霧のようなものに包まれていますね。これは雨です。
次は別の時間に撮影したものです。
実は船のある場所は雨が降っていません。ですが、その奥は上空から灰色の濃淡の筋が見えますね。これは雨です。
撮影場所から八丈小島までの距離は、わずか5 kmです。その短い距離で雨が降る場所と降らない場所が存在しています。
さらに興味深い写真が撮れました。
八丈小島の見える手前の先端から太平山の山頂までの距離は、1.4 kmです。この距離でさえ、雨が降る場所と雨が降らない場所が分かれているのです。
へ~
とても不思議ですね
そうですね
島の人から、対面で話していたら自分は濡れていないのに、相手は雨で濡れていました
という、冗談のような話を聞いたことがありますが、現実に起きそうです
八丈島の天気は山のそれとよく似ています。これは、八丈島の複雑な地形から来ていると私は思っています。
湿った空気が山の斜面を駆け上り、急激に冷やされて雨になります。しかし、繰り返しの噴火と侵食でできた複雑な地形によって、雨が均一に発生しないのです。
繰り返しになりますが、八丈島空港を降りたら晴れだったのに、坂上へ移動したら雨、あるいは、その逆ということがよくあるということ、これは現実に起きます。
島民の方々が、レンタカーを移動手段として勧めるのは、八丈島の天気が読みにくいからです。
雨については、色々な現象が見られる八丈島です。自然の水の循環を見るのには最適な場所なのかも知れませんね。
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