2025年7月、東京都八丈島でホオジロの水浴びのシーンを撮影しました

動物

八丈島に来てから野鳥の水浴びに初めて意識したのは、2021年春にイイジマムシクイの水浴び後の姿を双眼鏡で観察した時でした。イイジマムシクイが重そうに飛んだ違和感に気が付きました。

イイジマムシクイが去った後に調べてみますと、湧き水が流れているところが水浴び場になっていたことが分かりました。トレイルカメラを設置して調べてみますと、この水浴び場はイイジマムシクイだけでなく、アカコッコ、ヒヨドリ、シチトウメジロ、オーストンヤマガラも使っていたことが分かりました。

残念ながらこの場所は地形の問題で撮影には向かず、データ取り用の場所として私の野鳥の生態の生きた教科書として今もチェックしています。

いつかは自力で野鳥の水浴びシーンを撮影したいなぁ・・・

と漠然とした思いは続き、2025年になりました。春からの準備と観察の結果、今では野鳥がいつも来る水飲み場を手に入れました。

4年間の観察と撮影技術の積み重ねの判定する時が来ました。


今日は、「2025年7月、東京都八丈島でホオジロの水浴びのシーンを撮影しました」と題してのお話です。


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何事もやってみなければ分かりませんね

7月に入り、八丈島の梅雨が終わりました。連日いい天気が続いています。

これまで、トレイルカメラのデータを基にセンサーやモニターのテストをしてきました。

CCDカメラ、カメラ、センサー、モニターも実践運用に耐えられました。


ヒトがそのままの姿をしては野鳥は水飲み場には来てくれません。ブラインドを使う必要があります。

私が持っているブランドは小さいです。運用して問題がなければそのまま、問題があれば改善です。

まずは、その中に籠もり野鳥を待ちます。でも、あまりにも暑い。

暑さで汗だくになり、フロア部分には汗が貯まっていきます(笑)。しかもフロアの部分は地面に直接当たるので居心地が悪いです。

この問題点は、ブラインドの上部にあるベンチレーターを全開にし、風通りを良くし、フロアはキャンプマットを敷いて凸凹を緩和しました。

ブラインド内で折りたたみ椅子に座って待つ方法もあります。ただ、人感センサーの受信機の振動やレリーズの操作は広い方が扱いやすいので、寝転びながらが運用しました。

また、熱中症も怖いので水は手元に置いて適時補給しました。

iPhone 15

ブラインド内では横になっています。私の視線は仰向けです。寝ながら携帯で小説を読み、人感センサーが鳴ったら、モニターを確認の繰り返しです。

ブラインド外からはハシブトガラス、ヒヨドリ、キジバト、ホオジロ、シジュウカラの声が常時聴こえていました。

iPhone 15

いざ、ホオジロの水浴びの撮影

これまでのトレイルカメラとCCDカメラの実践の観察から、最近では、ホオジロが水飲み場に一番来ることが分かりました。そして、水飲み場の石の置き方によって、ホオジロが「水を飲む」と「水を飲む+水浴び」の行動を意図的にコントロール出来ることに気が付きました。

あとはホオジロが来るのを待つだけです

ホオジロが狙った石に止まりました。

ホオジロEmberiza cioides
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF100mm F2.8L Macro IS USM

水を飲む瞬間は撮れませんでしたが、くちばしとくちばしに近い頭部が濡れていることから水を飲んでいることが分かります。

ホオジロEmberiza cioides
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF100mm F2.8L Macro IS USM

水飲み場に降りて水浴びを始めました。

ホオジロEmberiza cioides
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF100mm F2.8L Macro IS USM

水浴びをしている時は、瞬膜を閉じて目を保護します。そのため、写真では目が白っぽく写ります。

ホオジロEmberiza cioides
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF100mm F2.8L Macro IS USM

ホオジロは水飲み場を安心して使っていますので、本当にずぶ濡れになるまで水浴びをします。羽の色が変わりすぎてホオジロではない別の鳥に見えますね(笑)。

十分に水浴びをした後、ホオジロは飛び去りました。

時間にして数分ですが、緊張していた私には長い時間でした

ホオジロEmberiza cioides
EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF100mm F2.8L Macro IS USM

今日は、「2025年7月23日、東京都八丈島でホオジロの水浴びのシーンを撮影しました」と題してのお話でした。

2021年から漠然とした思いを2025年に実現しました。最終段階の準備と実際のホオジロの水浴びの撮影についてのお話でした。

狙った写真はとりあえず撮れました。まだ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、キジバト、シジュウカラを撮っていませんので、しばらくは楽しめそうです。

また、実際にやってみますと、まだまだ工夫や改善が必要であることが分かりました。

自分の壁に挑戦が出来る人生って本当に楽しいですね


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