先日も書きましたように、八丈島は渡り鳥の中継地点のようです。
今日は、「ツバメ、ツバメ、ツバメ、ツバメ」と題してのお話です。
ツバメの飛翔は素早いです。ぴゅーっと飛んだかと思うと、ひらっひらっと向きを変えます。
カメラで追うのも一苦労です。剣技を磨くために、「物干し竿」という長い刀でツバメを切った佐々木小次郎は、本当に超人だと思います。
ツバメは本土ですと、5月くらいに渡ってくる野鳥ですね。屋根の軒先に土と藁で作った巣を作り、人と密着した生活をすることで、カラスなどの天敵から距離をおきながら営巣します。
八丈島に渡ってくる代表的なツバメは、ツバメ科のツバメ、イワツバメ、コシアカツバメとアマツバメ科のアマツバメです。
ツバメは、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、キャッチの絵のように喉のところが赤いツバメです。燕尾服からもわかるように、尾羽がとても長いです。
イワツバメは、山でよく見るツバメです。私が初めて見たのは岩手県の八幡平でした。
ツバメ?
と言ったら、
あれはイワツバメだよ。
と先輩から教わりました。懐かしい思い出です。
コシアカツバメは、顔が少し赤く、お腹がまだら模様、腰が少し赤く見えます。
アマツバメは、特徴的な体つきをしていて、羽が細長く、ブーメランが飛んでいるように見えます。
海の上を長い距離を飛び、ようやく八丈島にたどり着きました。ゆっくりと羽を休めてください。毎年繰り返すことだとはいえ、無事に本土に着くことを願っています。
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