東京都八丈島に、まだまだある台風16号の爪痕

生活

ここ最近、八丈島はいい天気が続いています。知り合いのガイドさんはお客様をご案内されていましたし、ダイビングのツアーも再開されたショップもありますね。

八丈島はだんだんと活気づいていますね

一方、私のもう一つの仕事である環境調査。実は調査途中で断念しました。


今日は、「東京都八丈島に、まだまだある台風16号の爪痕」と題してのお話です。


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現在、黒砂砂丘へは行けません

黒砂砂丘入口付近の地すべりは、Twitterでご存じの方もいらっしゃるかも知れませんね。調査地の近場でしたので、現場を見に行きました。

Twitterのとおり、黒砂砂丘の入り口には黄色いテープで立入禁止になっていました。

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この写真ではわかりにくいですが、この場所から地すべり箇所ははっきりと見えます。本来、右上方向に続く道は奥まで見えるのですが、緑色になっていますね。

この場所全てが、地すべり箇所です

2021年10月11日に通行止めは解除になりました。

さらに周辺も見てみました。そうしますと、木が倒れて、道を跨いで、反対側の法面にかかっていました。

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台風16号の通過は、坂上も大変なことになっていたようです


三原山の作業道も倒木だらけでした

私は環境調査のために三原山の作業道も通ります。そうしますと、法面が崩れていたり、木が倒れた箇所と遭遇します。

このため、前回の調査は断念しました。それから数日後、状況は少し良くなっています。

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この場所は車で通過しました。冷静になって危険と判断しました。

ここから先は、車をおいて歩いて移動しました。

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これらの写真からも分かりますように、台風16号が通過したときに、かなりの数の木が倒れたようです。

そして、よ〜く見ますと、車が通れるような幅まで、木の枝が切られています。この場所は作業道ですので、畑地を使われている農家の方が切られたのだと思います。

ありがとうございました

小さい木ならば大丈夫なのですが、大木となりますと、処理が大変です。

スダジイやタブノキなどの八丈島の天然の木は、スギのような真っ直ぐに伸びたものではありません。チェーンソーを入れたときに跳ね返りが起きてとても危険です。

この場合、クレーンでつり、枝を外し、最後に根本を切断する作業となります。

時間も労力もとてもかかる作業です


私は、これまでの人生で「豊かな自然は素晴らしい」という言葉を、様々な人々からたくさん聞き、思考に刷り込まれてきました。

でも、本当に豊かな自然に住むと、実はこのような状況が起きます。それに対応できてこそ、自然の豊かな場所に住むということなのでしょう。

前回の台風16号通過後のヘゴの森の調査では、先輩のガイドさんがチェーンソーを使って枝を払いました。

島に住んでいるのですから、私も刈払機とチェーンソーは使えるようになり、農家の方のように、道路の余計な枝を除去できるようになりたいと思います。

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