八丈島ではホンダのフィットに乗っていました。
フィットは、燃費を抑えるために車の形は流線型でコンパクトカーのクラスではカッコよく、舗装道路での乗り心地はとても良かったです。
一方、私は林道にもよく入っていました。
フィットの最低地上高は135 mm。かなり車高が低いので、底を擦ったりしていました。
毎回整備工場の方には注意されていましたね(笑)
そんなわけで、次の車はもう少し車高の高い車を考えていました。
今日は、「2023年、別の意味で話題となったトヨタのライズのレビュー」と題してのお話です。
ライズは、最近ではかなり普及しましたが、別の意味で話題の車となりました
トヨタのライズはコンパクトカーのクラスの車です。小型SUVとして人気車種ですね。
街でよく見かける車です
ところが、ライズをOEM生産するダイハツの不正認証問題が発覚し、ハイブリッド車が出荷停止に始まり、年末にはガソリン車も出荷停止となってしまいました。
ニュースを見て、
あっ・・・
と思いました。もう手遅れです。私の新しい車はライズだったのです。
今回の記事では、前の車のフィットとライズの比較をします
現在は、ライズのすべてのグレードで販売が再開されています。
グレード
私は、車は走れば十分という考えです。ですので、ディーラーでは色々オプションは勧められましたが、意味がないものは一切付けませんでした。
そんなわけで、最低のXグレード、悪路に強い4WDを選びました。
色
車の色はもっと見栄えのいいものもありました。
でも、スムースグレーマイカメタリックはフィールドでよく馴染みます。派手さもないので、野鳥を脅かさないという理由で決めました。
野外でこの車を見ますと、沈んで見えます
私の目的に合致していましたね
形
ライズは、どちらかといいますと、昔のオフロード車っぽい形をしています。角ばっていますので、空気抵抗の最適化は考えていないと思います(笑)。
エンジンは排気量1,000 ccですので、普通には走りますが、走り屋の車ではありません。煽られたらさっさと道を譲りましょう。
八丈島では軽トラに煽られますので、私は軽トラを優先にしたいと思います(笑)
車高
先ほど、フィットの最低地上高は135 mmと紹介しました。ライズは185 mm。5 cm高くなります。フィットに比べて底を擦る機会は減りそうです。
本格的なオフロード車のスズキのジムニーの最低地上高(205 mm)と比較しますと、ライズは若干低いです。
ジムニーはラダーフレーム構造、ライズはモノコックボディ構造。
ライズの見かけはオフロードっぽいですが、オフロード気味のオンロード車と考えた方がいいです。
運転席の視野
ライズはフィットに比べて、運転席がかなり上にあります。そして、フィットと違い空気抵抗の最適化は無視しています。
フィットではAピラー(フロントガラスの左右にある本体と屋根を繋ぐ柱の部分)が前にせり出しており、特に右斜め前が大きな死角となっていました。そのため、頻繁に頭を大きく左右に振ってAピラーの裏側を確認しなくてはいけませんでした。
一方、ライズではAピラーは運転席の近くにあります。視野的には軽ハコの車のような感じです。
視認性はとてもよく、運転しやすいです
飛び出されたときに、いち早く気が付けます
左ドアミラー
フィットは車高の低い車です。左ドアミラーはほぼ普通の状態で左側と左下を見ることができました。
ところが、ライズの運転席は高いところにあります。そのため、左ドアミラーは通常の状態ですと、左下は見えません。
そのため、ライズでは左ドアミラーに左下と左前を見るための補助ミラーが付いています。
親切設計なのですが、欲を言わせてもらいますと、視認性向上のためにも補助ミラーの大きさはもう少し大きい方がいいですね。
ウインカー
交差点を曲がるとき、ウインカーをオンにして曲がりますね。そして、ハンドルを戻しますとオフになります。
車線変更をするとき、ウインカーをオンにしたあと、普通の車は、ハンドルを少し戻すだけで、ウインカーが自動的にオフになります。
ところがライズの場合は違います。
交差点を曲がるときは同じですが、車線変更のときはウインカーに癖があります。ハンドルを少し戻してもウインカーはオフになりません(笑)。
他の車では見られないので、初めて乗ったとき故障かと思いました
ライズでは、少々面倒くさいですが、車線変更が終わりましたら、ウインカーレバーを逆側に少し動かしてマニュアルでオフにしなければなりません。
CarPlay
最近のトヨタの車の標準装備的なカーナビです。iPhoneあるいはAndroid携帯とUSBケーブルと接続して、地図アプリでナビをしてもらいます。
専用のカーナビと比較しますと質は落ちますが、地図は常に更新され、それなりに使えます。これからはCarPlayに変わっていくのだと思います。
以前、CarPlayを使った時、ナビの声が小さいことを書きました。
ここでは、その解決方法を記載します。
- 地図アプリあるいはCarPlayで目的地の設定する。
- 「出発」ボタンを押す。
- カーナビが喋っている間に音量の「+」ボタンを連打する。
ナビの音声がまだ小さい場合は、「案内終了」のボタンを押してナビを停止し、もう一度、目的地の設定からやりなおし、ナビが喋っている間に設定してください。
この操作でナビの音声を大きくすることができます
音楽ソフトの「ミュージック」から「YouTube Music」への変更は、以下の操作でできます。
- CarPlayを動かしたあと、下記の画面で右下の赤枠で囲われているところをタッチ。
- スマホのアプリ画面のようになる。
- アプリ内にある「YouTube Music」を選択してタッチ。
- 下記の写真のように右側に「YouTube Music」が出てくる。
- あとはスマホと同じように操作できます。
ハンドルの触り心地
フィットのハンドルと比べますと、ウレタン製のXグレードのライズのハンドルはめちゃくちゃ滑ります。
正直、滑りすぎと思いました
運転ではとっさのハンドル操作で事故回避をすることがあります。操作性の向上のためにも、すべらないハンドルカバーは絶対に付けた方がいいです。
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ハンドルカバーを付けた記事です。
後部座席の倒した角度
車中泊ではありませんが、最近の車は荷物が載せやすいように後部座席がアレンジしやすくなっています。
フィットの場合は後部座席を倒しますとフラットな状態になります。
では、ライズの場合はどうかといいますと、最近の車同様、後部座席は倒すことができます。ところが、フラットにならず若干斜めになります。
私は、後部座席に写真機材を載せますので、斜めですと車の後ろ方向に転がってしまいます(笑)。できればフラットになって欲しかったですね。
乗り心地
フィットは舗装道路専用車です。コンパクトカークラスの車の中では、乗り心地は良い方だと思います。
ライズはSUV。サスペンションが硬いので、フィットと比べますと乗り心地はかなり落ちます。
ただ、これは承知で買いましたので、こんなもんだともいえます。
今日は、「2023年、別の意味で話題となったトヨタのライズのレビュー」と題してのお話でした。
グレード、色、形、車高、運転席の視野、左ドアミラー、CarPlay、ハンドルの触り心地、ハンドルの触り心地、後部座席の倒した角度、乗り心地と実際に乗って使った感想を正直に書きました。
車は上を見れば切りはありません。私にとってはこれで必要十分ですし、フィットとの違いも乗っているうちに慣れると思います。
問題が解決してライズが販売が開始されましたら、購入時の参考にしてください
追記
八丈島は海に囲まれています。潮風と多湿の世界です。車にとっては最悪の条件です。
そのため、私の車は、注文時にノックスドールの錆止めをお願いしました。
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