Canon レンズケース 600B
私が使っているのは Canon EF600mm F4L IS II USMです。全面に巨大な蛍石レンズが2枚使っており、設計上、これまでのCanonが発表した600 mm F4の中では一番画質がいいレンズといわれています。
このレンズのケースはトランク型のレンズケース 600B。当然、販売終了品です。
このケースは、蓋を確実に閉める、リフトレバーを下ろす方式です。中は、レンズの形の型が入っており、移動中レンズは動きません。
車でレンズを運ぶときは、安心して運べます
Lowepro カメラリュック レンズトレッカー 600 AW III
先日、レンズケース 600Bのレンズを支えるマジックテープの部分が経年劣化で壊れました。レンズケース 600Bは、車での持ち運びはとても便利なのですが、万が一、蓋をしめ忘れたとき、高価なレンズが地面に叩きつけられてしまいます。
私は、過去2回、蓋のしめ忘れをしてしまいました
遅かれ早かれ、レンズを壊す可能性がありました。そこで、Lowepro カメラリュック レンズトレッカー 600 AW IIIを購入しました。
大きさ
初めに、大きさはある程度予想はしていましたが、とにかく大きいです。高さが66.6 cmありますので、高さは登山用の大きなザックと同じくらいです。
ハーネスの構造
600 AW IIIは、600 mm F4のような重いレンズを運ぶことから、登山用のザックと同じくらいの質のショルダーハーネスが装備されています。メッシュのハーネスだけでなく、チェストとウエストにもベルトがあり、重さを効率的に分散させ、背負いやすくなっています。
ハーネスやベルトは、登山用のザックのように調節しやすい構造です。そして、余ってはみ出したストラップはひっかかって危険です。ゴム輪のようなもので纏められるような構造になっていました。
収納
600 mm F4のような大きなレンズを運ぶのが主な目的のため、中心に大きなスペースがあります。そして、レンズを固定するために大きなスポンジがいくつもあります。
収納は、思ったよりは多くありません。600 AW IIIの下側の大きなポケットとレンズを収納したときの内側の蓋にいくつかのポケットがありました。
雨対策
Lowproのカメラバッグには、けっこう見られるのですが、レインカバーが付属しています。600 AW IIIでは背負う側の一番上のチャックを開くと、レインカバーがあります。
ストラップ類
600 AW IIIではストラップと三脚の先端を入れるホルダーが付属しています。
そして、600 AW IIIの両脇にストラップをつける部分が存在します。分かりにくいですが、左右4箇所にストラップと左右2箇所に三脚ホルダーを付ける場所があります。
600 AW IIIを使った感想
背負いやすさは抜群ですね。600 mmのレンズを背負って、歩くのを中心に撮影する人は、素晴らしい機材です。そういう使い方をする人にはおすすめです。
ファスナーが途中までしか開かず、レンズ保護のためにスポンジが引っかかってしまうため、レンズの出し入れはやり辛いです。できれば、ファスナーは一番下まで開けた方が使いやすいと思います。
野鳥写真は速射性が大切なので、私にとっては、この点はマイナスでした。
一方、600 mmのレンズを車で運び、必要なときに、少ししか移動しない人は、600 AW IIIの恩恵はあまり受けないと思います。レンズケース 600B(EF600mm F4L IS II USMの場合)など、付属のケースで十分です。
今日は、「焦点距離600 mmレンズ用のレンズトレッカーを購入しました」と題してのお話でした。
Lowepro カメラリュック レンズトレッカー 600 AW IIIの背負いやすさとポケットや収納について紹介しました。
600 AW IIIとレンズケース 600Bの使い勝手を比較しました。
600 AW IIIは、600 mmのレンズを背負って移動する人には最適です。問題点として、レンズの出し入れに手間がかかります。
一方、ほとんど歩かない人は、レンズケース 600Bのような付属ケースで十分です。
購入の参考になれば幸いです