私が研究者時代のときは、大学と家にA4の紙を常に置き、アイディアが浮かんだらすぐに書き留めて、次の研究のヒントとして使っていました。こんな生活をしていると、仕事場と家の境がなくなり、ずっと仕事をしっぱなしになります。
私に限らず、現代人は仕事がとても忙しいです。時間が縛られていると考えた方がいいでしょうか?
そんな生活を続けていると、人は休憩が欲しくなりますよね。でも、どこかに行くとなると、目的地まで行くのに片道1~2時間はかかり、30分~1時間そこで過ごしたら、また、1~2時間かけて帰る。
こんな大変なことをしていたら、外に出たくなくなりますよね。
今日は、「私の限られた時間の休日の過ごし方について」と題してのお話です。
自己暗示
昨日は久しぶりの休日でした。洗濯して、ご飯を食べて、病院に行って(いつか八丈島の病院事情もお話ししますね。)、帰って来たら、午後2時近く。
日の入りは午後5:33。昼間は、残り約3時間30分しかありません。
先ほどのように目的地を決めると、移動時間がもったいないですね。
私の場合は、家を出かけるとき、ドアノブに手をかけたら、この瞬間からお休みと自己暗示をかけています。家を出る第一歩目からは全てが休日です。
目的地だけでなく、その過程を含めての休日を楽しむ
私の休みの目的は、「目的」地ではなく、休日という時間の出会い、知らないことの発見の一瞬一瞬です。ですので、目的地も大切ですが、その移動中のすべても楽しみになります。
駐車場まで、車に乗って、少し移動します。気がついたら、すぐに車を止めて観察です。歩いている時も同じですね。
楽しすぎて、目的地に行けないことも多々あります。でも、そこまでの過程で十分すぎるくらいお釣りがあると私は思っています。
八丈島での出会いや発見
ハチジョウアザミと出会ったり、
知らないアングルから八丈小島を眺めたり、
最近の八丈島は、大雨が繰り返しています。たった1ヶ月経っていないのにもかかわらず、土砂の移動に気づいて恐れたりしました。
他の人が気づかずに通過してしまうシーンに、気づくことの連続で楽しすぎて疲れてしまいます。
たった3時間30分。でも、中身が濃すぎました。
休日での目的地は大切です。でも、その過程を含めれば、たとえ目的地に行けなくても、その楽しい記憶はあなたに残ります。
考え方によって、無駄なような時間が楽しみに加わります。あなたの時間は有限ですが、考え方を変えることによって、その意味が増し、きっと中身の濃い休日になると思います。
次の週末は、ぜひ自己暗示をかけて、目的地とその過程のすべてをお楽しみくださいね。
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