今日(2021年6月19日)は小雨の八丈島です。雨の日は、アシジロヒラフシアリは家屋に入ってこないので、少し気が楽になります。
今、私は三原山のある建物でアシジロヒラフシアリと対決しています。何が起きているか確認するために、今日も見にいきました。
せっかくですので、前回(2021年5月24日、6月1日のブログ)のアシジロヒラフシアリとの戦い以降、何をやっていたかをまとめたいと思います。
今日は、「東京都八丈島三原山のある建物で繰り広げられるアシジロヒラフシアリと人の戦い(続き)」と題してのお話です。
三原山のある建物へのアシジロヒラフシアリの侵入の現状
今、私がアシジロヒラフシアリと対決している三原山のある建物の状況は、模式図にしますとこんな感じです。
建物の隣はビロウ畑で、そこにはアシジロヒラフシアリの大群が住んでいます。
まあ・・・、この問題を解決するほうが無理ですよね(笑)
理由は分かりませんが、アシジロヒラフシアリはこの建物に侵入してきます。
アシジロヒラフシアリはけっこう簡単に死にます
私は、市販のアリ用の殺虫剤や洗剤を水で1,000倍に薄めた溶液をスプレーしています。どちらもアシジロヒラフシアリを簡単に殺してくれます。
ただ、これはゴールではなく、始まりです。
私の狙いは、アリを殺すことではなく、アリの行列を無くし、道しるべフェロモンの効果を減らすことです。
その点は、満足した結果を得ているかといえば、物足りません。
一応、あるものを入れると、道しるべフェロモンが破壊されるのか、立ち往生するアリは観察しています。
道しるべフェロモンを取り除く効果がもっと期待される薬剤もあるのですが、一般家庭では入手できませんので、別の機会に検討したいと思っています。
これまでのある建物の基礎へのスプレーの効果
私は、これまで3ヶ所の建物で基礎の部分(家の外側)にスプレーすることで、アシジロヒラフシアリの侵入を防ぐことに成功してきました。
アシジロヒラフシアリが侵入している家屋に住んでいる方は、いったん外に出てみてください。かならず、基礎の部分にアリの行列が見られるはずです。
EOS 6D Mark II+EF50mm F2.5 Compact Macro+Life Size Converter EF
三原山のある建物の状況は最悪でした。私が対策を始めたときは、8ヶ所の侵入経路がありました。
それらを1日数回スプレーをして、アリの行列を潰すわけです。現在は、8ヶ所の侵入経路が2ヶ所になりました。
スプレーした初期の頃はこちらのブログで紹介してます。
そして、現在の室内は、こんな感じです。
アリはいなくなっています。
ただ、先ほど侵入経路が2ヶ所と書きましたように、完璧な駆除ではありません。今でも、建物内で少数ですが、アリは行進しています。
現在、実行しているアシジロヒラフシアリ対策
今までの対策は建物の基礎にスプレーをしてアリの侵入を阻んでいました。
アリの頭数が少ない場合はこれで十分です。実際、最近、私のアパートでアリの侵入に気づいた方が、基礎のアリの通り道(道しるべフェロモンがある)の広い範囲に殺虫剤をおき、行進するアリの頭数を激減させていました。
初めに書きましたのように、このブログで紹介しているある建物は、アシジロヒラフシアリの大群が住むビロウ畑に隣接しています。私がこれまで行ってきた対策では足りません。
アリの大群が基礎と地面の境目まで来ているからです
ですので、現在は、基礎の部分とそこに繋がる地面のアリの通り道も含めてスプレーしています。
模式図でいいますと、こんな感じを目標にしています。
アリの行列を見つけたら、スプレーは、基礎から始まり、地面との境まで行います。
iPhone 12
さらに、目を凝らして、アリが歩いている箇所をさかのぼってスプレーをします。
iPhone 12
この方法がどこまで効果を生むか分かりませんが、少なくとも、三原山のある建物に到達する前にアリは道しるべフェロモンをいったん見失うはずです。
徐々に建物からアリを引き離せば、いつかはビロウ畑のみで彼らの生活が完結するのではないかと思っています。
また、何かありましたら、このブログで紹介します