私がバードウォッチングを始めたのは高校3年生の時。比較的都会に住んでいたこともあり、フィールドと接することは遅かったです。
家にあった古い双眼鏡を持ち出し、スズメ、ヒヨドリ、ムクドリと身近なところでも種の違う野鳥がいるのを知りました。
猛禽との初めて出会いはトビでした。ふわふわと滑空する姿が私にとっての猛禽のイメージとなりました。

EOS 6D+EF400mm F5.6L USM
そんな私の猛禽の印象を変えたのがオオタカでした。
オオタカが間近でキジバトを襲いました。その時、私は猛禽が今まで見てきた野鳥とは全く違う性質を持つ鳥だということを理解しました。
さて、そんな猛禽、八丈島でも時々見られます。今の私でも身近な野鳥ではありませんね。
今日は、「2025年12月、東京都八丈島で見られる猛禽たち」と題してのお話です。
ミサゴ
冬の八丈島ではおそらく2~3羽渡ってきます。2羽で会話をすることもあり、オスとメスの可能性があります。
魚鷹とも呼ばれ、その名の通り魚を主食とする変わった猛禽です。ですので、海岸沿いで良く見られます。
空中でホバリングし、海にダイブして魚を捕らえます。多くの場合、ダツを食べています。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ノスリ
ノスリは体の大きさからある程度の大きさの小動物を食べています。八丈島では海沿いから内陸まで見られます。
捕食したシーンはまだ直接は見ていませんが、食べやすさから言いますと、ニホンイタチ、ネズミなどの小動物を食べているようです。
猛禽の中では筋力があり、双眼鏡で観察してもその体のガッシリ感が分かります。
狩りは2パターンで、上空を旋回しながらとお気に入りの枝に止まって滑空する方法を使っています。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ハイタカ
2025年はハイタカを良く見ますね。
ハイタカは小型の猛禽です。先日、森の中でマヒワの群れの食事を観察していましたら、その群れの中にダイブしてきました。
直前まで静かでした。接近は分かりませんでした。
ものすごい音がした後は、一瞬で飛び去りました。
遠くから獲物を見分けられる視力、森の中での急旋回が可能など、体の構造が他の小鳥たちとは全く違うことを実感しました。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
チョウゲンボウ
チョウゲンボウは、上空でひらひらとチョウのようにホバリングします。八丈島ではカマキリなど大型の昆虫を主食としています。
筋力は弱いので他の猛禽やハシブトカラスに負けるのかと思いきや、私が観察した個体は気性が荒く、ちょっかいを出されたらやり返していました。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今日は、「2025年12月、東京都八丈島で見られる猛禽たち」と題してのお話でした。
ミサゴ、ノスリ、ハイタカ、チョウゲンボウを紹介しました。実を言いますと、私は毎年猛禽も観察してるのですが、今年は出現場所が変わっています。
私が調べていたお気に入りの枝が台風22号、台風23号で斜面ごと崩れたため、居場所が大きく変化しました。
私の視点は地面からなので猛禽たちの思考は厳密には分かりません。
ただ、別の崩れなかった斜面に居場所を変更したり、倒木で視界が広がった獲物を狩りやすい平らな場所で見られるところから、地形の変化を認識し、応対しているようです。
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