2022年10月、大雨あとの東京都八丈島の山の危険性

八丈島のフィールド

10月に入り、八丈島は雨の多い日が続いています。前半の継続した雨だけでなく、昨日は、1日で111 mmも雨が降りました。

気象庁|過去の気象データ検索
気象庁|過去の気象データ検索

そのおかげで、自生のヤコウタケが見られました。ただ、シーズンではないので、傘の大きさが小さかったですね。

iPhone 12

都心などの住宅地に住んでいますと自然災害は自身とは遠い存在です。しかし、自然が近い八丈島の山の中の道では、大雨の後は、真っ先に気をつけなければいけないことです。


今日は、「2022年10月、大雨あとの東京都八丈島の山の危険性」と題してのお話です。


スポンサーリンク

先日のこん沢林道の倒木

ヘゴの森のガイドのあと、こん沢林道の様子を見に行きました。これが正しい行動だったかといえば、今思えば、間違いだったと思います。

ヘゴの森内は、小さな倒木、小川の水量が増していて、都道215号の法面も少し崩れていた箇所がありました。自分の目で、小さな木々や土の変化を確認していたのですから、「疑わしい場所から離れる」が正しい選択でした。

こん沢林道に入りました。林道は、通常、すぐに止まることが出来るようなゆっくりとしたスピードで運転します。

そして、目の前に道路をふさぐように倒木がありました

iPhone 12

本来、私のような自然ガイドが第一発見者になってはいけません。管理者としての立場でない人が見つけたということは、事故に一番近いからです。

今回は、不安要素に気づいていたのにも関わらず、自身の決断力の悪さを反省しました。


昨日の大雨のあとの、小川や山の中の道の様子

今日は、環境調査の仕事をしました。天気が良かったのと、ここ最近、行っていないのでデータが必要だったからです。

車で山道を入りますと、法面が崩れていたり、倒木の跡がありました。

iPhone 12
iPhone 12
iPhone 12

大雨の後は、もちろん、八丈島でも川の水かさが増します。普段はちょろちょろの流れの三原川も、今日は音を立てて流れていました。

音注意

そして、普段は、水の「み」の字も見られない場所で、水が流れているのに気が付きました。

ここは、普段は乾燥している場所です。これが、土砂崩れの兆候かは分かりませんが、いつもと違う状況なので、距離をとった方がいいと思いました。

場所によっては、道の法面が大きく崩れたりしていて、昨日の大雨の恐ろしさを実感しました。

iPhone 12

昨日は、八丈島では1日で111 mmも雨が降りました。私は建物に入っていましたので、安全な気分になっていましたが、フィールドでは違いました。

先日のこん沢林道の倒木の件もあります。八丈島では、風雨に対して軽く考えず、常に警戒して過ごさなければなりませんね。

PR

タイトルとURLをコピーしました