八丈島の新しいツアー企画・作成を見学させていただきました

八丈島のフィールド

SARS-CoV-2の感染防止のため、八丈島へのツアーも減少していました。しかし、個々人の3密を避ける行動とその意識、医療関係者の努力により、日本は海外の他の国と比較して悪い影響は軽減されています。

徐々にではありますが、ここ八丈島でも来島するお客様の人数が増え始めています。


今日は、「八丈島の新しいツアー企画・作成を見学させていただきました」と題してのお話です。


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団体旅行の催行数は減少する

私が八丈島に来る前は団体の旅行が数多く催行されたそうです。温泉や食事処、ホテルはとてもにぎわったのではないでしょうか?

おそらく、たくさんの笑顔であふれていたに違いありません。

しかし、以前、八丈島の過疎化の問題でも書きましたように、八丈島に限らず、日本全国で人口の比率は高齢側に移り、団体旅行へ出かけられる人の数は徐々に減ってきています。

若い人は相対的人数は少ないのですので、団体旅行ですとその催行数は減っていくのは仕方のないことだと思います。


インドア派の人を迎え入れる

インドア派の人はほとんど家や都市で生活圏を完結しています。情報はTVや新聞、若い世代はネットで入手でしょうか。

外の世界を見ないで・・・、まったく

と言う人もいるかも知れませんが、経済的な面で見ると効率的ですので、簡単に否定は出来ません。

聖地巡礼は、元々、“宗教上の聖地・霊場などを参拝して回ること。聖地巡拝。”という意味ですが、もう一つ、”熱心なファンが、アニメ・漫画の舞台となった土地や建物などを聖地と称して訪れること。”という意味もあるそうです。

宗教上の聖地・霊場などを参拝して回ること。聖地巡拝。

熱心なファンが、アニメ・漫画の舞台となった土地や建物などを聖地と称して訪れること。

https://kotobank.jp/word/聖地巡礼-686484

後者の聖地巡礼はインドア派というよりアニメの大好きな方々が、個々人の目的にしたがって様々な場所に出かけています。

日本応用情報学会学会誌のNIAS Journalに掲載された京都情報大学院大学の于経天と大西健吾による“アニメの「聖地巡礼」による沼津市の経済効果の分析”では、静岡県の沼津市における観光旅行者数の増加とその経済効果について真面目な論文として発表されていました。

https://nais.kcg.jp/wp-content/uploads/2020/07/Vol14_008-012.pdf

少人数の旅行でも、当たるとこのようなことも起きるのだと感心させられました。


新しいツアーの企画・作成に同行

八丈島にも聖地巡礼はあります。八丈小島が撮影の舞台となった2000年公開の映画のバトル・ロワイヤル、最近の映画ですと、2019年公開の今日も嫌がらせ弁当があります。

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ただ、私が同行したお客様はまた違った角度からのツアーを企画していました。アウトドア派、インドア派に関係なく、小グループあるいはペア限定の企画です。

企画から催行までにつなげるには多くの協力者を集めなければなりません。そのためには、自身が八丈島のどこが楽しいのか、魅力的なのかを体験し、自身の言葉あるいは映像でプレゼンしなければいけないそうです。

スタッフは各グループに分かれて、八丈島を回っていました。ネットで入念に調べてから行く人、目の前に見えたものを追い続ける人など、お話を伺うと様々でした。

島民の私たちには何気ない場所でも、島外の方々からは珍しく見えるそうです。それを順次撮影していきました。

iPhone 8

撮影後、その写真を素材にして、プロの写真家に依頼できるかどうか、予備的な情報であっても、協力者へのプレゼンにどれが使えるかをすぐに検討していました。

iPhone 8

私もよくこのブログで掲載しますが、八丈小島の夕焼けの景色も重要ということで、南原千畳敷にも行きました。

iPhone 8

八丈島では、この夕焼けは日常的な風景です。しかし、島外の方々にとっては非日常です。

これも、写真撮影後、将来来島される少人数のツアーにどう組み込むかを検討されていました。

団体旅行から小グループの旅行に切り替わるにあたって、多くの方々は試行錯誤をしています。たくさんの意見を出して、ブレーンストーミングのような作業をしていました。


ベストと思っても当たらなかったり、あさっての方向だったのが当たったりと先は見えません。ですが、お客様の作った企画が近い将来、私たち八丈島の島民の前に現れるかも知れませんね。

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