このブログを書いている2020年9月6日時点、沖縄県、鹿児島県を含む九州に台風10号が接近しています。この台風、中心気圧925 hPa、最大風速50 m/s(時速180 km)、最大瞬間風速70 m/s(時速252 km)と過去に日本に上陸した台風の中でも、規格外です。
少しでも被害が小さいことを願っています
今日は、「2020年9月5日、台風10号から遠く離れていても、八丈島の海は影響を受けています」と題してのお話です。
2020年9月5日、八丈島は台風10号と約1,300 km離れていました。Windyで八丈島の位置を見ると、風はそれほど強くありません。実際、その通りでした。
でも、海の波はうねっていました。風で音がうるさいので、音に注意してください。
比較対象がなくてわかりにくいですが、波の高さは大人2人分くらいでした。泳げる場所はすべて赤旗(遊泳禁止)になっていました。
もちろん、海に落ちたら助かりません。この動画は望遠の200 mmレンズを使って遠くから撮影しました。
この大きな波が、溶岩でできた八丈島にあたると大きな水しぶきが見られます。
写真ではいい感じですが、実際に見ると怖いです。インスタ映えだからといって、携帯を使って近くで撮影しないでください。波に当たれば海に引きずられて、命を落とします。
この写真も、海から離れた安全な場所から、望遠で撮っています。
普段は穏やかな海に囲まれた八丈小島も、大きな波に包まれていました。
波から水しぶきが発生します。八丈島の湿度は高くなりました。
その水を吸った空気が空に上がると入道雲が発生し、八丈島の上空の至る所で夕立が起きていました。
自然は美しいですが、同時にとても危険です。日常から離れたときこそ、冷静になって自身の周りを見てください。
八丈島では、台風10号とはこれほどはなれているのに、海の波のうねりは大きいです。それが九州であれば、想像を絶します。被害が少ないことを祈っています。