八丈島も秋が終わり冬に入りました。南の島ですので冬とは無縁に思われるかも知れませんが、それでも冬に数回はしっかりと雪が降ります。
狭い八丈島ですが、秋から初冬にかけて留鳥は山から麓へ移動しますし、渡り鳥や冬鳥が姿を見せます。
野鳥が出てくる場所、出てくるはずの場所なのに居たり居なかったりしますが、データを取り続けていますと、その理由が明確に出てきます。
ですので、私は野鳥たちが姿を見せ、私を受け入れる時に見に行っています。
今日は、「2025年初冬、東京都八丈島の水辺の野鳥たち」と題してのお話です。
キセキレイ
八丈島では、ハクセキレイは冬鳥です。

本土では留鳥ですので不思議ですよね
そして、キセキレイも冬鳥で夏になりますと姿が見られなくなることが多いです。
キセキレイは八丈島の渓流沿いを含め様々な場所で見られます。今年は、キセキレイの好む場所を見つけましたので、双眼鏡で観察することが多いです。
写真となりますと撮影は難しいですね。最近撮影したキセキレイは、3年がかりで狙っていたものです。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
イソシギ
イソシギは、一般的に見られるシギの仲間です。八丈島では留鳥ですが、季節によって海沿いにいたり内陸にいたりします。
本土の人には想像がつきにくいかもしれませんが、八丈島では今の季節でも昆虫が見られます。
イソシギは器用に昆虫を見つけ出し、食べています。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
マガモ
今年のマガモはバラけて渡ってきているようです。メスが数羽いる時もあれば、オスがいる時もありますし、さらにはその数が増減します。
そうかと思えば、

何でこんなとこにいるの?
という時もあります。データを照らし合わせると明確な傾向があり、

なるほど
と因果関係が分かりました。
さて、そんなマガモと仲良くなりました。といっても一定の距離は空けるべきですので、脅かさないように観察させていただきました。

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
アカガシラサギ
八丈島では、稀にアカガシラサギが見られることがあります。アカガシラサギはこんな姿をしています。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
八丈島では、コサギ、チュウサギ、ダイサギ、アオサギ、ササゴイ、ゴイサギと見られるわけですが、この姿は異様ですよね。
このアカガシラサギは夏羽です。そして、今年、冬羽のアカガシラサギを初めて見ました。
同じ種ですが模様がぜんぜん違うので、びっくりさせられました。
餌の種類は何パターンかあるようで、周囲の環境に合わせて適切な場所を選び、餌を探していました。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
ホオジロガモ
これまで私が八丈島で見た小型のカモの仲間は、オシドリ、コガモ、カルガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、キンクロハジロ、ヨシガモ、シマアジなどがあります。
ところが、見たことのないカモがいました。双眼鏡で観察しますと、カモの仲間であること、行動も他のカモと同じであることが分かりました。
ずっと観察していますと、私の近くに来てくれました。八丈島では珍しいカモです。そっと撮影させてもらいました。

このカモ、ホオジロガモと言います

EOS R3+Mount Adaptor EF-EOS R+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
マガン
八丈島では、ほぼ毎年マガンが渡ってきます。といっても、現在の八丈島には水田は無く餌の確保が難しいため、マガンは小さな群れとして現れます。
昔は、水辺で良く見られましたマガンですが、最近は水辺で見られる機会はほぼ無くなりました。

EOS 7D Mark II+EF600mm F4L IS II USM+EXTENDER EF1.4xIII
今日は、「2025年初冬、東京都八丈島の水辺の野鳥たち」と題してのお話でした。
キセキレイ、イソシギ、マガモ、アカガシラサギ、ホオジロガモ、マガンと、八丈島で毎年見られる野鳥から渡りの季節に見られる野鳥を紹介しました。
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