昨日、フィールドを回っていたら、お弁当の容器がたくさん入った大きなゴミ袋が置かれているのを見つけました。
ここ八丈島では、ごみの分別やゴミの回収の場所や日は決まっています。
https://www.town.hachijo.tokyo.jp/kakuka/jyumin/bunbetsu.pdf
信じられないでしょうが、八丈島の島民はゴミに関してはとてもきちっとしています。おそらく、処分に困り、置いていったのだと思います。
今日は、「東京都八丈島はゴミ箱の数は少ないです」と題してのお話です
本土では、ゴミ箱はどこにでもある
本土では、コンビニに行って、スナックや缶ジュースを買い、途中で食べることもありますね。食べればゴミが出ます。
ゴミ箱は、公園、公共交通機関の駅、お店など、いたるところで見られます。捨てるのは簡単ですね。
八丈島ではゴミ箱を見つけるのは大変です
でも、その感覚で八丈島に来られると、少し面を食らうと思います。
八丈島に来島して初期の頃に気づいたことです。本土と同じ様に缶ジュースを自動販売機で買い、その後・・・。
あ、ゴミ箱が見つからない
私の場合、島民となりましたので、家に持ち帰ってゴミの日に空き缶を出しました。それを機会に、ゴミがでないように工夫するようになりました。
例えば、どうしてもジュースを飲みたければ、ペットボトルから粉のスポーツドリンクにしたりしました。
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八丈島のゴミ処分場の面積には限りがあります
八丈島は面積が限られている小さな離島です。2020年10月現在、人口は7,250人です。
人が住めばゴミが出ます。この7,250人にお客様が加わると、出されるゴミの量はさらに増えます。
本土では、陸続きのため、ゴミ処分場を計画的に作り、順次、埋めていくことができるでしょう。
しかし、八丈島ではどうでしょうか?
八丈島周辺の海は、漁業のため汚せませんし、陸地と海は崖で隔離されています。
収集車は海沿いまでいけません。そのため、八丈島では処分場は内陸にあります。
本土のような感覚でゴミを出し続ければ(もちろん燃やせるものは燃やしています。)、あっという間に処分場はいっぱいになってしまいます。
さらに、場合によっては、島から本土へ大きなゴミを運び出すこともあります。
ゴミ箱が見つからない利点
私たち島民は、八丈島にはゴミ箱が少ないことを知っています。ですので、外でゴミが出やすいものを自然と買わなくなります。
八丈島でゴミ箱が少ないのは、このゴミを減らすためではないか?
と私は思っています。人に対して余計な施策をしなくても、自然とゴミが減っていくので、とても理にかなっています。
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ゴミを出す量を減らす努力は、環境にもいいですね
お客様はどうすればいい?
ゴミは指定場所以外に捨ててはいけません。でも、ゴミ箱を探す手間とかかかりますね。
八丈島は、手作りケーキ、郷土料理、お魚料理、夜は居酒屋と色々と揃っています。
もちろん、お弁当が欲しい場合、迷わずお店へGoです。でも、もし余裕があるようでしたら、私は、お客様に、喫茶店やお店で休憩や食事をとることをすすめしています。
だたし、現在は、事情が事情ですので、決められたルールに従ってくださいね。
お客様がお店で舌鼓をうつことは、離島の八丈島では、間接的にゴミの軽減、自然環境維持へにつながります。お客様も、島民の私たちも可能な限りWin-Winの関係だといいですね。
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