三脚

写真機材

三脚の解説

最近のミラーレスカメラは手ぶれ補正が優れています。そのため、三脚を使わない人がかなり増えました。

パッと被写体を見つけてパッと撮影する方、あるいは、体を動かしてカメラの位置を微調整する方は、こちらの撮影スタイルを選択します

一方、物撮りや風景写真などのように、構図をしっかり決め、カメラの設定条件をいろいろ変えてじっくりと撮影する場合、超望遠レンズを長時間構える場合は、三脚を利用する方が多いです。

カメラが固定していますと、他に集中するだけですので、撮影が楽になります


今回は三脚についてフォーカスを当てます。

三脚はたくさんの種類が発売されており、どれを買ったら良いか迷ってしまいますよね。

選ぶ基準は被写体が一番ですが、それ以外にも三脚には雲台と脚の選ぶ要素があります。

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雲台

雲台とは三脚の頭の部分ですね。雲台の動きによっていくつかの種類があります。

3 way雲台

3 way雲台は基本の雲台です。上下、左右、水平を独立して動かせます。

パン棒タイプと、動かす位置の微調整のしやすいギアタイプがあります。風景写真のときの構図決定時、撮影者の意図が反映しやすい三脚です。

一般的には、中望遠レンズまでは使えます。

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自由雲台

自由雲台(ボール雲台)は、最近、広く見られる雲台になりました。調節ネジを緩めると、雲台が球形なので、自由に動かすことができます。

YouTuberが撮影に使う卓上雲台からネイチャーフォトで使われる三脚まで広く見られます。

野草、樹木、キノコなどの撮影、特にローアングル時に色々な角度に素早く変えられる雲台は、とても重宝します。このような目的には自由雲台がぴったりです。

ただし、雲台にのせる機材が重いと倒れやすいので、マクロレンズなど軽い機材までが対象です。

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ジンバル雲台

ジンバル雲台はあまり聴き馴染みのない雲台です。ブランコのような形をしており、超望遠レンズなどの重量級のレンズをのせるときに使いやすい雲台です。

レンズとカメラをジンバル雲台にのせ、前後のバランスをとりますと、指1本で簡単に動かせます。

多くの場合、上下・水平しか動かすことができませんので、左右はレンズの三脚座で対応します。

軽量用の機材から超望遠レンズをのせられるほどの強度のある雲台があります。

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この30年、三脚の脚は大幅に進化しました。ローアングルが可能になり、材質はアルミからカーボンに、製造精度が上がったので5段伸長できる脚をもつものもあります。

現在は軽いカーボン製の三脚が主流ですが、強風条件では倒れやすいため、あえてアルミ製の三脚を使う方もいます。


豆知識

三脚の雲台と脚の接合部のネジの規格が統一されています。合わない場合もアダプターネジが統一されていますので、両者を簡単に繋ぐことができます。

ですので、雲台と脚をそれぞれ好みのメーカーにすることもできます。

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