八丈島は富士箱根伊豆国立公園に含まれています。八丈島のどの地域が国立公園のエリアかといいますと、簡単に説明しますと、人の住んでいないところです。
そして、もう1つ、八丈島は歴史的に私有地が多く、90%の土地が誰かに所有されています。
場所によっては、国立公園かつ私有地という場所もたくさんあるということです
本土では山はみんなのものの場合が多いですが、上記の事情から、八丈島の場合は気安く山に入ることはできません。
私は八丈島の野鳥のデータを取っていますが、地主さんに許可を得ているところのみ使用しています。
三原山、八丈富士と見えるのに、合法的にもっと八丈島のいろいろな場所を見たいなぁ・・・
と常日頃から考えていました。そんなとき、本業に面白い仕事が加わりました。
今日は、「2024年11月、東京都八丈島で森林の調査をしています」と題してのお話です。
幼少期は都会、大学は都市公園、研究者時代は実験室
私は幼少期は都会で育ちました。虫取りも、魚釣りもしたことがありませんでした。
家の中にばかりいる子どもでしたが、小学校高学年のときに友達に誘われて野球を始め、外で遊ぶ子どもになりました。
それでも、山や川は距離がありましたね
そして、大学時代、バードウォッチングを始めました。ただ、自身の生活圏の近くの都市公園をメインフィールドにしたため、そのエリアは深く知るようになったものの、山、川、海は縁が遠い存在でした。
そして、研究者になりましたら、ひたすら実験室に閉じこもりです(笑)。
ですので、木本、草本、シダ植物などの得た知識は本当に最近で、本当は深みはないです
合法的に仕事で八丈島の森の中に入り、土壌の違いを知る
本業の仕事ですので内容は話すことはできませんが、一般的な環境調査に近いです。会社が八丈町に立ち入る許可を得て、私たちは合法的に森の中に入ります。
八丈島の三原山は10万年、八丈富士は1万年の歴史があります。それぞれの年月の経過は森の中に立ち入って歩くだけでも、踏み心地でその違い分かります。
三原山の土壌は枯れ葉が堆積してできた土で踏み心地がふかふか。一方、八丈富士は、歴史が三原山より浅い分、土の層が薄く溶岩に当たりますので踏み心地が硬いです。
仕事は私にとっては新鮮です
歩くだけで学びがあります
今日は、「2024年11月、東京都八丈島で森林の調査をしています」と題してのお話でした。
これまで地主さんに許可を得て野鳥のデータを集めてきました。ただ、もっといろいろ見ていたいと常日頃から思っていました。
本業で八丈町の許可を得て合法的に八丈島の森に入ることが出来るようになりました。仕事をしながら、いろいろな学びが毎日続いています。
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